2016年6月5日日曜日

[4]赤バス激減!!終夜運転は終了

首都圏バス公団4管区営業所(クロントイ区)は、ラマ4世通りとヤワラー(チャイナタウン)、ウォンウィエンヤイを結ぶ主力系統の[4](クロントイ港~ワットパークナム)に長年配車してきた赤バスの運転を4月1日(金)から大幅に縮小しました。同時に赤バスが限定で入っていた終夜運転は打ち切られ、MRTブルーライン営業終了後のラマ4通り西側の移動は事実上タクシーに依存せざるを得ない状況になってしまいました。

4系統では、2010年のディーゼルミニバス一掃までは公団と民間の両方が終夜運行をしており、両者合わせて15分間隔で運転していました(前記事「バンコクの24時間運行バスをおさらいする」参照)。しかし、2010年以降は終夜運行が公団赤バスのみとなり、クロントイ車庫発23時から3時までは60分間隔と大幅な減便になります。クロントイ駅とファランポーン駅の間が完全並行となっているMRTブルーラインは23時30分頃までの運転のため、深夜運行があればパッポン通りやタニヤ通り(どちらもバンラック区)といった歓楽街からトンブリ区、パシチャルン区方面への帰宅需要を見込むことができましたが、60分間隔となったこともあり乗客が激減。1台に10人乗らないこともざらにあったようです。深夜は無料バス中心の配車で、運行経費は国庫から補填されているため乗客減で首相府が槍玉に挙げたと見られています。

今後は、青色急行とミニバスのみとなり、始発がクロントイ車庫3時30分、最終は23時となります。最終バスが出た後、シーロム・スリウォン通りからウォンウィエンヤイ(トンブリ区)へどうしてもバスで行く場合は[76]でBTSウォンウィエンヤイ駅下車か、サムヤン交差点(パトゥムワン区)まで歩いて[25](王宮前広場~パークナム)に乗り、サランロム公園(プラナコン区)で降りてワットポー東縁を走る深夜限定の路線シーロー[11ก](王宮前広場~バンパコック)に乗り換えなければなりません。