2016年7月13日水曜日

AirAsia大型化へ!エアバス321neoを発注

AirAsiaグループの統括会社『エアアジア・アセアン』(インドネシア・ジャカルタ)は、2年に1回行われる航空業界有数の大規模商談会『ファンボローエアショー』で、エアバス(フランス・トゥールーズ)の中型単通路ジェット機『A321neo』100機を確定発注すると発表、契約書を交わしました。現行のエアバス320ceoに次ぐ2機種目となり、会社の成長とともに次なる機材大型化への道を踏み出します。

AirAsia本体(AK=AXM クアラルンプール、マレーシア証取上場)が、2002年に格安航空(LCC)事業をスタートさせたときは、欧州から中古で買い漁ったB733を使っていました。董事長ふくちゃんは、2004年にジョホールバル(マレーシア)~バンコク間でB733に搭乗したことがあります。

その後、タイエアアジア(FD=AIQ)が事業を始めると、AirAsiaグループは短・中距離機材を新造のエアバス320で統一し、グループ内すべての会社で使う機材をAirAsia本体(2012年以降はエアアジアアセアン)が一括発注して調達コスト削減を図ることにしました。初代エアアジア・ジャパン(JW=WAJ、現在のバニラエア/JW=VNL)、2代目エアアジア・ジャパン(DJ、愛知県常滑市)も、この体制下に組み込まれています。

さらに、AirAsiaグループはエアバス333を発注しますが、これはAirAsiaX(D7=XAX)運航の中・長距離用機材として導入されたもので、AirAsia本体など、短距離路線の機材大型化は想定されませんでした。

しかし、AirAsia本体のKLIA2~コタキナバル・クチン・ミリなど半島マレーシアと東マレーシアを結ぶ幹線や、タイエアアジア、インドネシアエアアジア(QZ=AWQ)の国内幹線、シンガポール発着路線では180人乗りのエアバス320だと多頻度運航してもなお満席続きとなることがしばしばとなるところまで成長しました。そこで、エアバス320の長胴形で操縦性も全く同一のA321を導入することが検討されました。エアバス321neoは、320neoの1.3倍の240席を設置でき、幹線の旺盛な需要に応えられるようになります。

同業他社ではセブパシフィック(5J=CEB)がエアバス320と短胴形のA319を併用しており、昨年にはベトジェットエア(VJ=VJA)がA320に続いてA321を受領。LCCだから単機種でなければならないという常識は最早崩れ去ろうとしています。AirAsiaグループは、既に170機を受け取っているエアバス320ceo、これから受け取る予定の320neoと合わせた2機種3タイプで、ビジネスから観光まであらゆる目的の乗客を効率よく迎えられる態勢を作ります。このため、A320ceo、neoの合わせて300機近い発注残もキャンセルせず、並行して受領します。

AirAsiaグループ向けA321neo初号機の納機は、3年後の2019年の予定です。