2016年10月16日日曜日

国王陛下崩御から2夜…自粛ムード広がるバンコク

ラマ9世プミポン・アドゥンヤデート国王陛下の崩御(逝去)から2夜が過ぎ、タイ全土は深い悲しみに包まれています。国王崩御は1946年(仏暦2469年)のラマ8世マヒドン国王以来70年ぶり。当時を知る国民は少なく文化の伝承が難しくなっており、昭和末期の日本に倣った自粛ムード漂う中、日々の生活が淡々と進んでいくことになりそうです。

プラユット・チャンオチャ首相は13日の御崩御発表直後、次の指示を出しました。

・国家公務員、外国政府機関職員、国営企業(PTT=石油公社、タイ国際航空/TG=THA など)社員は服喪として1年間(2017年10月13日まで)黒基調の衣服で出勤すること
・国旗掲揚を行っている場所では10月14日から30日間(11月12日まで)半旗を掲げる
・一般国民は適切な行動を考えよ

また、これに関連して音楽や娯楽などのイベントも30日間(11月12日まで)は自粛、というより極力中止とするよう指示があったといいます。ムエタイのプロ興行は新ルンピニスタジアム(バンケン区)、ラチャダムヌンスタジアム(ポンプラップ区)共に11月12日までの開催中止が決定。BBTV本社(チャンネル7、チャトチャック区)でのテレビ興行も国王陛下の御業績を振り返る番組を当分の間優先するため、できない状態です。

在タイ日本人アマチュアバンドの祭典『J-LIVE』も15・16日と予定されていたものの、無期延期に。最悪の場合は年明け、それも相当時間が経ってからの開催となりそうです。

性風俗店は14日・15日と多くの店が臨時休業に追い込まれました。テルメカフェ(ワッタナ区)も店内は休業したものの、開いているだろうと見込んだ来店客や援助交際目当てのタイ人女性などで店の前はごった返す始末。店舗型が休みの時に書き入れ時となる立ちんぼにはまたとないチャンスだったようです。今日16日は仏教の重要な行事であるオークパンサー(出安居)と重なり酒類の販売が禁じられるため、全店休業になるといいます。

在外のタイ大使館、総領事部ではお悔やみの記帳を行う機会が設けられました。在東京タイ大使館(東京都品川区)とでは当分の間、在大阪タイ総領事部(大阪市中央区)は19日まで記帳を受け付けると発表しており、東京大使館には14日、天皇陛下のご名代として侍従長・河相周夫が馳せ参じました。観光スポーツ省観光局(TAT)東京事務所(東京都千代田区)にも記帳台が設けられ、当分の間受け付けるとしています。

一方、在ビエンチャンタイ大使館領事部(ラオス)では13日の午前中にバンコク方面からのビザランツアー客が多数来館し、服喪による臨時休館で足止めとなる可能性もありましたが、14日も通常通り開館してパスポートを返却、ツアー客は大きな影響なくタイへの帰路につきました。

なお鉄道、バス、航空など交通機関は平常通り運行しており、民間商業銀行も原則として臨時休業はしない予定になっています。