2017年10月7日土曜日

小田急線は全線クレジットカードで乗れる!

小田急電鉄(東京都新宿区、東証1部上場)は、社会のキャッシュレス化に対応した施策として交通系電子マネーに続いて、クレジットカードにもフレンドリーな体制を確立しました。JR6社は全線クレジットカードで乗車券を購入できますが、私鉄でここまでのレベルを構築したのは関東初。自社でクレジットカードを発行している故にできる、最強のサービスです。

小田急線全駅の自動券売機(交通系ICカードチャージ専用機を除く)は、VISA、MasterCard、AMEX、Diners、JCBの主要5系列と、小田急が2005年まで発行していた『OPクレジットハウスカード』(旧小田急フリーカード)に対応しています。他社では自社系のクレジットカードのみ対応で、購入できるのも定期券だけというところが多いものの、小田急では普通乗車券、回数券、特急券、定期券、フリーパス(企画乗車券)に至るまで、ほとんどの商品をカードで決済することができます。

唯一、自動券売機でカードが使えない他社線への連絡普通乗車券も、駅の窓口であれば決済できます。これは、JR線へ直通する特急ロマンスカーあさぎり号があるための措置。あさぎり号で御殿場駅(静岡県御殿場市)や駿河小山駅(静岡県小山町)まで行かれる方も恩恵に与かれます。小田原駅(神奈川県小田原市)で東海道新幹線やJR東海道線へ乗り継ぐ場合は、OPクレジットハウスカードなら窓口に申し出れば通しで決済可能。国際ブランド付きは小田原駅まで券売機でカード決済して、JR側の指定席券売機でJR線部分を買い直すこともできます。