2018年1月10日水曜日

ソラチカルート封鎖へ(3)陸マイラーに残されたもう1つの道

東京メトロ(東京都台東区)とジェーシービー(JCB、東京都港区)は、『ANA To Me Card PASMO』(別名ソラチカカード)でこれまで認めてきたポイントサイト各社からのポイント交換を3月31日(土)で一斉に終了すると発表しました。

(前記事「ソラチカルート封鎖へ!陸マイラー必死の流し込みに走る」の続き、3分割の3本目です)

しかし、今回ルートが閉じないサイトが1つだけあります。LINE(東京都渋谷区、東証1部上場)がプリペイドカード『LINE Pay』用に提供している『LINEポイント』からメトロポイントへの交換は、4月1日以降も継続される見込みです。各ポイントサイトがLINEポイントへの交換に対応していれば、LINEポイントを経由してメトロポイントに流し込むことが可能。LINEを出る段階で手数料10%はかかりますが、例えばGMOポイントタウン(GMOメディア:東京都渋谷区)ではLINEポイントに等価交換できるので、間にLINEを1クッション置くことになるものの、トータルでAMCマイルへの交換比率81%という高い数値で引き続きソラチカルートを利用することができます。モッピーも手数料10%はかかるものの直接LINEポイントに流せますので、トータル交換比率72.9%と影響を比較的抑えることができるとみられます。

ただし、『LINEポイント』はLINEアプリ内でスタンプ購入などに使う『LINEギフトコード』とは異なるので、もしポイントサイト側がLINEギフトコードへの交換にしか対応していない場合は、別の方法を考えなければなりません。

LINEポイントにPeXから直接流そうとすると、150PeXポイント(15円相当)を10LINEポイント(10円相当)に交換というかなり悪いレートが適用されるので、三井住友カード(東京都港区)の『VJAワールドプレゼント』へ流し、さらにGポイントを経由してLINEポイントへ流せば、Gポイント→LINEポイントの手数料5%を差し引いても76%の交換率が得られます。Gポイント側で楽天市場などの案件利用実績があれば、手数料は後日ポイントバックされます。

とはいえ、この手法も三井住友カードなどVJA・オムニカードグループ各社発行のクレジットカードANA以外の航空会社との提携カードおよびSuMi TRUST CLUB=旧シティカードを除く)を所有していなければできません。VJAに事故情報があるなど発行できない場合は最悪、Tポイント(Tポイントジャパン=東京都目黒区)に取りまとめてからAMCへ流すことになり、2ポイント=1マイル(1マイルあたり2円)と価値が半減してしまいます。