2018年2月20日火曜日

ようやく実現!げん玉からPeXへの直接交換が可能に

リアルワールド(東京都港区、東証マザーズ上場)は20日、主力のポイントサイト『げん玉』でこれまでできなかった共通ポイント交換サイト『PeX』(運営会社:ボヤージュマーケティング=東京都渋谷区)への直接ポイント交換を開始すると発表、即日実施しました。これにより、国内の主要なポイントサイト全社で獲得したポイントを直接PeXに取りまとめることが可能になりました。

げん玉では従来、自社のポイント交換システム『Pointexchenge』を使って交換するのが基本となっていました。これに対し、同社のもう一つのサイトだった『ライフマイル』が交換サイトとしてリニューアルという形で事実上終了する前のポイントは直接、ANA(NH、東京都港区)の『ANAマイレージクラブ』(AMC)に交換することができ、また旧ライフマイルのポイントはPeXを経由して日本航空(JL=JAL 東京都品川区、東証1部上場)の『JALマイレージバンク』やスターフライヤー(7G=SFJ 北九州市小倉南区、東証2部上場)の『スターリンクメンバーズ』、さらにはユナイテッド航空(UA=UAL)の『マイレージプラス』にも移すことができましたが、最初からリアルワールドが運営しているげん玉では、一度Pointexchangeに流してさらに別の共通ポイント大手『Tポイント』(運営会社:Tポイントジャパン=東京都渋谷区)を経由しないとAMCへの交換ができず、JMBへは一度他社ポイントを経由した上で、PeX発の直接よりも悪いレートでしか交換できませんでした。

2015年10月、ライフマイルがリニューアルして交換専用になった際に、げん玉のポイントはライフマイル経由でPeXへ交換可能になっていましたが、これまではげん玉サイト上の交換ページから直接申請することはできず、一度ライフマイルの事実上の後継サイト『REALWORLD -暮らすこと-』に移動し、その『リアル交換』ページから申請する必要がありました。今回は、この不便を解消するとともに、懸案となっていたPointexchange以外の交換サイトへのポイント交換を実現することで、将来的にはPointexchange・新ライフマイルの業務縮小や統合も視野に入れた形で検討が進められていたものです。

げん玉から他社交換サイトへの交換は、ドットマネーby Ameba(運営会社:サイバーエージェント 東京都渋谷区、東証1部上場)が先行して昨年10月に導入され、それに続いて満を持する形でPeXへの直接交換がスタートしました。

また従来、REALWORLD(新ライフマイル)でPeXへの交換を申請すると交換完了までに最短で3日は要していましたが、今回のシステム改良で即日中に交換が完了するように改められています。げん玉からPeXを経由して仮想通貨取引所のBitflyer(東京都港区)へ交換する場合、これまでは交換完了までの時間が長く売り買いのタイミングを逃すことがありましたが、改良により機動的にポイントを流し込めるようになり、特に友達紹介などで毎月大量のポイントが入ってくる方は、買いのチャンスに柔軟に対応することが出来そうです。ちなみにドットマネーは2018年2月現在、仮想通貨への交換に対応していないので、ポイントを仮想通貨投資に使うならPeXへの交換ができることは大きなアドバンテージです。

なお、げん玉のポイントを国内航空大手のマイレージへ流すことが目的ならPeXではなく、ドットマネーへ交換するのが最も有利となります。特にJMBは、ドットマネーを経由すれば1マイルあたり1.92円で交換できる計算。このこともあり、リアルワールドでは2015年7月から提供してきたPointexchange→AMCの直接の交換(300ポイント=85マイル、1マイルあたり3.53円)を今回のシステム変更と同時に終了することにしました。こちらは2月28日(水)申請受付分をもって終了とし、それまでは300ポイント=150マイル(1マイルあたり2円相当)のキャンペーンレートで受付。3月以降は、ドットマネーかPeXを経由してTポイントに流し、1マイルあたり2円相当でAMCマイルへ交換することができます。もし『ANA To Me Card PASMO』(別名ソラチカカード)をお持ちであれば、3月中はソラチカルートが開いています(前記事「ソラチカルート封鎖へ!陸マイラーにJCBが徹底抗戦」参照)ので、1マイルあたり1.11円という驚愕のレートで交換できる、まさにラストチャンスとなります。

まだげん玉・REALWORLDに入会されていない方も、この機会に是非登録を。入会は、左のバナーからできます。