2018年6月16日土曜日

【超重要】みずほJCBデビットの海外使用も完全に止まる!!

みずほ銀行(東京都千代田区、全国銀行協会加盟)は、今後1年間かけて行う勘定系システムの更新にあたって、システムを完全に止めて一切の出入金ができない日を設けます。該当する日は金曜日の深夜から月曜日の早朝まで、クレジット一体型カードのクレジットカード部分を除きすべてのサービスが利用できなくなります。

みずほ銀行は、旧第一勧業銀行・旧富士銀行・旧日本興業銀行の合併で誕生した2002年以来、これまでに2回のシステム統合を行ってきましたが、いずれも大規模な障害を起こした経験があり、慎重の上に慎重を期す必要に迫られていました。そこで今回は、金融市場が止まる週末を中心に1ヶ月に3日間程度、システムを完全に止めて作業をすることにし、これを6月から来年2月まで、ほぼ毎月繰り返すことになりました。

第1回目は6月9日(土)から11日(月)の朝8時まで行われ、無事に終了しました。今後は、7月14日(土)午前0時(13日の24時)から、祝日(海の日)を入れて足掛け4日間となる17日(火)の8時まで、2回目のシステム休止が待っています。8月はシステム休止をしないものの、9月以降は毎月、足掛け3日間のシステム休止が行われ、2019年1月と2月は再び、祝日を含めた4日間の大規模な休止が行われます。

システム休止中はみずほ銀行の預金口座が絡むすべての出入金ができなくなります。国内の自行ATMはもちろんのこと、三菱UFJ銀行(東京都千代田区、全銀協加盟)やJP BANK ゆうちょ銀行(東京都千代田区、東証1部上場)など他の商業銀行、さらにセブン銀行(東京都千代田区、東証1部上場)、イオン銀行(東京都江東区、全銀協準加盟)、ローソン銀行(東京都品川区)などいわゆるコンビニATMでも利用が不可能に。そして、国内向けデビット決済『J-Debit』による買い物、J-Debitのシステムを応用したATM以外からの出金サービス『キャッシュアウト』、個人向けデビットカード『みずほJCBデビット』による国内・海外での買い物、海外での預金引き出しに至るまで、完全に止まります。休止中も使えるのは、みずほマイレージクラブカードのクレジットカード部分による国内外での買い物と、電話・オンライン投票専用口座に入金した残高による公営ギャンブルの投票券購入(中央競馬『A-PAT』、地方競馬『SPAT4』など)のみです。

スマートフォン用の『みずほかんたん残高照会アプリ』『LINEでかんたん残高照会』や、みずほダイレクトも止まります。システム休止中に引き落とし日を迎える口座振替がある場合は休止明け直後の引き落としになりますが、金曜日の営業終了までに残高が用意できないと月曜日の朝一番で入金しても間に合わないケースがありますので、注意を払わなければなりません。特に11月の第5回と、19年2月の第8回休止では期間中にみずほ銀行カードローンの月例返済、みずほマイレージクラブUCカード・みずほマイレージクラブ/ANAのクレジット部分の引き落とし、みずほUCカード・JCB・DC(JALカードVISA・Master含む)・三井住友カード(ANA VISA・Masterカード含む、15日締め翌月10日払を選択した人)・ダイナースクラブ(JAL・ANAダイナースを含む)・SuMi Trust Club(旧シティカード)といったクレジットカードの引き落としが集中するため、最大級の注意が必要です。

Yahoo!JAPAN(東京都千代田区、東証1部上場)では、第5回休止中の11月11日(日)が年1度の大特売『いい買物の日』と重なるため、この日にYahoo!ショッピングやヤフオク!(旧Yahoo!オークション)を利用する予定のあるユーザーは、11月9日までに自社の『Yahoo!マネー』へチャージするように呼び掛けています。なお、『Yahoo!JAPANカード』(ワイジェイカード:福岡市博多区)を持っている方は、引き落とし口座がみずほ銀行であっても、与信枠の範囲内で利用できます。

みずほ信託銀行(旧安田信託銀行:東京都中央区、信託協会加盟)の預金口座については、第8回までの休止該当日も午前9時から午後5時まで、引き出しのみ他行ATMで利用ができます。2019年7月に行われる最終回の休止では、銀行と信託のシステム完全統合を行うため、みずほ信託のカードも使えなくなる予定です。