2018年6月24日日曜日

ポイントサイト『PONEY』が夜逃げ寸前!?業界他社にも大きな影響

ポイントサイト業界中堅の『PONEY』を運営するマーケットプレイス(東京都渋谷区)が経営危機に陥った模様です。現在PONEYからのポイントの払い出しが停止しており、加えて同社が業界他社に提供したコンテンツも突然サービス終了に追い込まれるケースが出るなど、事態は深刻さを増しています。

PONEYは、前身サイト『豚の貯金箱(通称ぶたちょき)』の時代も含めると2006年(平成18年)から続いている業界の老舗です。しかし、ぶたちょきからPONEYにリニューアルされた2009年の夏にも今回とよく似たトラブルを起こしており、実質2度目の危機。しかも、ぶたちょきの時代にはなかった他社への提供コンテンツがあるため、PONEYだけの問題では済まなくなっています。

PONEYになった後暫くはポイントサイト業界内でもあまり目立たない存在でしたが、2015年(平成27年)に発表したミニゲーム『逃げるブタを囲め』を他社に供給したところ『げん玉』のリアルワールド(東京都港区、東証マザーズ上場)や『モッピー』『お財布.com』のセレス(東京都港区、東証1部上場)など業界大手も次々と導入する大ヒット作となりました。これに気を良くしたマーケットプレイスは2016年(平成28年)、後続作『ふるふるパニック』を開発し、他社への供給を進めてきました。

しかし、当のマーケットプレイスの業績はなかなか安定しなかった模様。クレジットカード発行案件で大盤振る舞いをして利用者を集める「危険な賭け」に出た末、今年3月、友達紹介制度を3ティア(2階層)から2ティア(1階層:直接紹介した人のみ)に改悪し、5月下旬にはポイントの交換を一時停止しました。6月4日(月)に一旦再開したもののこの時点でリアルワールドの換金システム『Pointexchange』へ交換できなくなり、ドットマネーby Ameba(サイバーエージェント=東京都渋谷区、東証1部上場)経由での交換を原則とする措置を取りました。

ところが、6月4日の再開直後に大量のポイント交換申請が殺到し、ちょっとした取り付け騒ぎ状態に。既に資金繰りに窮していたとみられるマーケットプレイス社は再び交換受け付けを停止します。会社側の顧問弁護士に直電したり、事務所がどうなっているか確認しに行くブロガーも出るようになり、ついには『逃げるブタ』『ふるふる』を完全に終了するサイトが現れました。

まずセレスが6月21日(木)15時限りで『逃げるモッピーくんを囲め』『お財布くんを囲め』(どちらも逃げるブタのカスタマイズ版)を終了。続けてライフメディア(東京都世田谷区)が6月26日限り、システムエッジ(京都市中京区)も6月30日22時限りで『逃げるブタ』を終了すると発表しました。『ふるふる』を導入しているサイトでは、エルネ(DNPソーシャルリンク=東京都品川区)が6月25日(月)での終了を告知済み。両方とも導入しているリアルワールドや『ポイントタウン』のGMOメディア(東京都渋谷区)も近々対応を迫られそうです。

暮らしをおトクにかえていく|ポイントインカム
Traveler's Supportasiaは、JALマイレージバンク(JMB)への交換が主目的なら『ポイントインカム』(ファイブゲート=東京都渋谷区)のJAL予約案件でダイヤモンドやJGCプレミア修行をし、獲得したポイントをドットマネーby Ameba経由でJMBに交換して1マイルあたり1.92円とする方法をご紹介してきました。これは今後も変わりません。


モッピー!お金がたまるポイントサイト
ANAマイレージクラブ(AMC)への交換であればモッピーやげん玉など他サイトの利用を推奨しています。今もPONEY一本で活動されている方は非常に少ないかとは思いますが、これを機に他社への乗り換えをお勧めします。


2018年6月22日金曜日

ビュー・スイカカードの事実上後継!?『JRE CARD』誕生

JR東日本(東京都渋谷区、東証1部上場)とクレジットカード部門子会社のビューカード(東京都品川区)は、自社グループ内共通ポイント『JRE POINT』のシステム完成を目指して、7月からビューカードのポイント還元制度をJRE POINTに一本化します。同時に、現在発行されているグループ内駅ビル提携カードの後継となる新カードの募集を開始。これには、『ビュー・スイカカード(オリジナル)』の事実上の後継という意味も込められています。

ビューカードは、1993年(平成5年)の募集開始と同時に、『ビューサンクスポイント』の名前で還元ポイント制度を導入し、20年以上に渡って会員に利用されてきました。しかし、JR東日本グループの駅ビル運営会社がそれぞれ独自に展開してきたポイントとの互換性はなく、Suica電子マネーの還元ポイント制度『Suicaポイント』とも別だったため、非常にわかりにくいものになってしまっていました。

2015年、それらポイントを一本化した自社グループ内共通ポイント制度としてJRE POINTの導入が発表され、まず東京支社(東京都北区)管内の駅ビルから共通化が進められました。2016年12月にはSuicaポイントもJRE POINTに統合され、残っていたビューサンクスポイントも6月28日(木)から、JRE POINTに統合されることになりました。ビューサンクスポイントのJRE POINT移行に合わせ、従来発行されていた『アトレビューSuicaカード』をベースに、JR東日本グループの他の駅ビルのブランドを冠したカードのうち、『ルミネカード』以外をまとめて、JRE POINTが最も貯まりやすいクレジットカードとして誕生するのが、『JRE CARD』です。

JRE CARDは、Suica電子マネー機能自体の有無と、定期券機能の有無、そして国際ブランドによって、6種類のカードが発行されます。このうち、Suica付きはVISA、MasterCard、JCBの3種類の国際ブランドを選ぶことができますが、Suica定期券付きとSuicaなし(クレジットとJRE POINT専用)は、VISAのみの発行となります。これは、アトレビューSuicaカードのSuica定期券機能付きがVISAしか発行されていないためです。また、Suica無しのカードはSuicaエリア外の盛岡支社(岩手県盛岡市)管内にある駅ビルのブランドを冠した『フェザンカード』の後継として募集されるもので、現行のフェザンカードも国際ブランドはVISAしかないため、VISAのみの発行となる訳です。Suicaなしのビューカード(TYPE2を除く)が個人向けに全国展開されるのは、2004年(平成16年)にそれまでのVIEW VISAカードがビュー・スイカカードに移行して以来、14年ぶりのことです。

JRE CARDでは、JR東日本グループの駅ビルで利用した場合、最大で3.5%相当のポイント還元が得られる『JRE CARD優待店』の制度があります。これはビュー・スイカオリジナルカードにはないもので、今後ビュー・スイカオリジナルカードに代わるビューカードの主力商品に成長していく可能性があります。もっとも、ビュー・スイカMasterCardでSuica定期券機能が必要なお客様は、オリジナルカードかルミネカードを選択する必要があります。このため、ビューカード社は8月以降にカード更新を迎える既存会員に対して、更新時にJRE POINTのポイントカード機能を搭載したカードを発行します。また、ビュー・スイカオリジナルカードの会員がJRE CARDへの切り替えを希望した場合、JRE CARDは一旦新規入会扱いとするもののJRE POINT口座は統合できるようにします。これにより、JRE CARDの発行完了後にオリジナルカードを解約することができます。

なお、JALカードSuicaとビックカメラSuicaカードは、JRE POINTカード機能が搭載された後も提携ポイント(JALマイレージバンク、ビックポイント)への変換という独自機能が搭載されるため、JRE CARDへの完全切り替えをすると損になります。特にJALグローバルクラブカードSuicaをお持ちの方は、絶対にJRE CARD(JCB、Suica付き)へ切り替えないこと! どうしても持ちたいならJRE CARDをVISAかMasterCard(Suica付き)にするなど、複数持ちの形を取るようにしてください。

2018年6月16日土曜日

【超重要】みずほJCBデビットの海外使用も完全に止まる!!

みずほ銀行(東京都千代田区、全国銀行協会加盟)は、今後1年間かけて行う勘定系システムの更新にあたって、システムを完全に止めて一切の出入金ができない日を設けます。該当する日は金曜日の深夜から月曜日の早朝まで、クレジット一体型カードのクレジットカード部分を除きすべてのサービスが利用できなくなります。

みずほ銀行は、旧第一勧業銀行・旧富士銀行・旧日本興業銀行の合併で誕生した2002年以来、これまでに2回のシステム統合を行ってきましたが、いずれも大規模な障害を起こした経験があり、慎重の上に慎重を期す必要に迫られていました。そこで今回は、金融市場が止まる週末を中心に1ヶ月に3日間程度、システムを完全に止めて作業をすることにし、これを6月から来年2月まで、ほぼ毎月繰り返すことになりました。

第1回目は6月9日(土)から11日(月)の朝8時まで行われ、無事に終了しました。今後は、7月14日(土)午前0時(13日の24時)から、祝日(海の日)を入れて足掛け4日間となる17日(火)の8時まで、2回目のシステム休止が待っています。8月はシステム休止をしないものの、9月以降は毎月、足掛け3日間のシステム休止が行われ、2019年1月と2月は再び、祝日を含めた4日間の大規模な休止が行われます。

システム休止中はみずほ銀行の預金口座が絡むすべての出入金ができなくなります。国内の自行ATMはもちろんのこと、三菱UFJ銀行(東京都千代田区、全銀協加盟)やJP BANK ゆうちょ銀行(東京都千代田区、東証1部上場)など他の商業銀行、さらにセブン銀行(東京都千代田区、東証1部上場)、イオン銀行(東京都江東区、全銀協準加盟)などいわゆるコンビニATMでも利用が不可能に。そして、国内向けデビット決済『J-Debit』による買い物、J-Debitのシステムを応用したATM以外からの出金サービス『キャッシュアウト』、個人向けデビットカード『みずほJCBデビット』による国内・海外での買い物、海外での預金引き出しに至るまで、完全に止まります。休止中も使えるのは、みずほマイレージクラブカードのクレジットカード部分による国内外での買い物と、電話・オンライン投票専用口座に入金した残高による公営ギャンブルの投票券購入(中央競馬『A-PAT』、地方競馬『SPAT4』など)のみです。

スマートフォン用の『みずほかんたん残高照会アプリ』『LINEでかんたん残高照会』や、みずほダイレクトも止まります。システム休止中に引き落とし日を迎える口座振替がある場合は休止明け直後の引き落としになりますが、金曜日の営業終了までに残高が用意できないと月曜日の朝一番で入金しても間に合わないケースがありますので、注意を払わなければなりません。特に11月の第5回と、19年2月の第8回休止では期間中にみずほ銀行カードローンの月例返済、みずほマイレージクラブUCカード・みずほマイレージクラブ/ANAのクレジット部分の引き落とし、みずほUCカード・JCB・DC(JALカードVISA・Master含む)・三井住友カード(ANA VISA・Masterカード含む、15日締め翌月10日払を選択した人)・ダイナースクラブ(JAL・ANAダイナースを含む)・SuMi Trust Club(旧シティカード)といったクレジットカードの引き落としが集中するため、最大級の注意が必要です。

なお、みずほ信託銀行(旧安田信託銀行:東京都中央区、信託協会加盟)の預金口座については、第8回までの休止該当日も午前9時から午後5時まで、引き出しのみ他行ATMで利用ができます。2019年4月以降に行われる最終回の休止では、銀行と信託のシステム完全統合を行うため、みずほ信託のカードも使えなくなる予定です。

2018年6月7日木曜日

楽天ゴールドカードのラウンジ利用に制限!年3回目以降は有料化

楽天カード(東京都世田谷区)は、2016年9月から募集している『楽天ゴールドカード』が発行開始2周年となるのを受けて、海外旅行関連の付帯サービスを一部見直します。従来はより上級の楽天プレミアム・ブラックカード会員しか利用できなかった海外トラベルデスクをゴールドカード会員にも開放する代わりに、空港でのラウンジ利用が1年に2回までに制限されます。

楽天ゴールドカードは、楽天プレミアムカードと楽天カード(一般カード)の中間に位置付けられており、MUFG CARD GOLD(三菱UFJニコス)やSuMi TRUST CLUB エリートカード(三井住友トラストクラブ=旧シティカードジャパン)と同様、『格安ゴールドカード』に分類されます。

楽天プレミアムカードとゴールドカードの間には、海外旅行関連のサービスにいくつか違いがあり、例えばプレミアムカードでは海外の空港ラウンジを利用できる『プライオリティパス』に無料で入会できる(前記事「楽天カードで世界中のラウンジがタダになる」参照)のに対し、ゴールドカードはこれができないというのが決定的です。しかし、日本と韓国、ハワイに設けられているIASS(東京都中央区)の空港ラウンジは、プレミアム、ゴールド共に1年に何回でも無料で利用できる契約になっていました(前記事「AMEXならグリーンでもカードラウンジが使える」参照)

今回、楽天カードとIASSの間の契約が見直されることになり、9月1日以降、楽天プレミアムカードは従来通り1年に何回でも無料で利用できる制度を維持しますが、楽天ゴールドカードは無料で利用できる回数を1年に2回までに制限します。3回目以降は一般利用扱いで有料(日本国内は1回につき1,080円)となるため、楽天ゴールドカード会員でIASSラウンジを利用する機会の多い方は楽天プレミアムカードへ切り替えるか、他の一般的なゴールドカードまたはアメリカン・エキスプレス・カード(グリーン以上)を併せ持つ必要があります。

楽天プレミアムカードの新規申し込みは、左のリンクからできます。なお既に楽天ゴールドカード・楽天カードをお持ちの方は、Webサービス『楽天e-NAVI』から切り替えの申し込みができます。

2018年6月4日月曜日

ファランポーン駅前『シックホステル』はコスパ最高!

董事長ふくちゃんは、5月にラオス北部へ取材に向かう際の往路、バンコクに2泊しました。16年に日本で再就職させていただき、以来バンコク入りの際はホテルへの宿泊となって今回で2回目の訪タイですが、コストパフォーマンスと立地のどちらにも恵まれたホテルに宿泊することができました。

今回、小生が選んだのはファランポーン駅前の『シックホステル』(サームパンタウォン区)。駅前のクルンカセム運河に架かる橋を渡ってすぐ、旧市街の入口となるマイトリチット交差点に面したところにあります。隣には、3つ星級の高級ホテル『プライムホテル@セントラステーション』があり、初めてタイに来る旅行者の方もすぐにわかります。

実は、プライムホテルとシックホステルは経営者が同一で、一部に両ホテル共通のサービスがあり、これがシックホステルのコストパフォーマンスを大きく引き上げているのです。そのサービスとは、なんと朝食。シックホステルでは、チェックイン時にウエルカムドリンクと朝食のクーポンが配られますが、朝食会場はシックホステル内になく、プライムホテル12階の『ステーションカフェ』で使うように指示されています。つまり、シックホステルに宿泊した人も、プライムホテルと同等の朝食バイキングを味わうことができるという訳です。

その代わりに、シックホステルではトイレとシャワーがフロアごとの共用であるという違いがあります。プライムホテルは当然、各客室にトイレとシャワーが設けられています。

外国人には気になる外貨両替も、プライムホテル1階にスーパーリッチの支店があり、文句なし。スワンナプーム・ドンムアン両空港へもタクシーなら高速道路のインターチェンジが近く、ファランポーン駅からMRTブルーラインでエアポートリンクやドンムアン空港行きのエアポートバス[A1]へ乗り継ぐこともできます。

AgodaやBooking.comなどのホテル予約サイト経由で予約した場合、1泊620Bt.。この値段でエアコン付きの個室、朝食バイキングというのは素晴らしい内容。カオサンを卒業したり、台北大旅社(ポンプラップ区)閉鎖後もヤワラートの一角に泊まりたいという皆さんに、自信を持ってお勧めします。

23/48-51 Traimit Road
Talatnoi Samphanthawong
BANGKOK 10100

TEL +66-2237-9984

2018年6月3日日曜日

機内持ち込みを楽にする超軽量トロリーバッグ!

前記事「LCCの荷物リスクを僅かな料金で回避する」でも書いた通り、機内持ち込み手荷物には重量制限があります。特にLCCは制限が厳しく、最近では機内持ち込みなのに高額の超過料金を言われるケースも多くなってきました。

機内に持ち込めるサイズの小型スーツケース(トロリーバッグ)は、一般的には本体重量だけで3Kg前後あります。つまり、AirAsiaグループやジェットスターグループといった制限重量7KgのLCCでは、中に4Kgしか荷物を入れることができません。4Kgしかないということは、本体重量が2Kg以上ある一般的なノートパソコンやゲーミングノートは1台しか中に入れられない計算。ウルトラブックPCやSurface(マイクロソフト)、Macbook Air、12インチMacbook(アップル)といった重量1Kg前後のパソコンでも2台が限界です。他にモバイルバッテリーなどどうしても機内持ち込みにしなければならない物もあるので、ITガジェットを複数海外へ持って行く方はパッキングに苦労するはずです。

本格航空会社(FSC)では多くが機内持ち込み手荷物枠10Kgとなっており、LCCでもScoot(TR=TGW)は無料で10Kg、さらに有料で7Kg追加(合計17Kgまで)もできます。また香港エクスプレス(UO=HKE)では、バックパックとハンドバッグの2個を持ってチェックインする乗客についてはバックパックのみ計量対象とするという運用をしており、ITガジェットはハンドバッグに入れておけば重量検査を回避できます。しかしそれでもMacbookとSurfaceを1個のバッグに詰め込むとかなり重くなります。

少しでも多くの荷物を機内持ち込みにするには、その分軽いトロリーバッグを使わなければなりません。董事長ふくちゃんは、本体をポリカーボネイト(強化プラスチック)製として重量1.8Kgという軽量を実現した、ロジェールジャパン(東京都千代田区)の『LUMO S』を購入しました。これなら、AirAsiaやジェットスターでも5Kg分の荷物を入れることができ、1Kgの余裕ができます。TSAロックも装備しているので、AirAsiaXとScootの関空~ホノルル線にもそのまま持ち込めます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
LOJEL LUMO Sは、Amazon.co.jp・楽天市場で21,600円(消費税込み、どちらもポイント還元前)。リンクから購入できます。

2018年6月1日金曜日

ベトジェットエアの日本上陸、今年冬ダイヤから

ベトジェットエア(VJ=VJC、ベトナム・ハノイ)は、当初6月の運航開始を予定していた関空~ハノイ線について、コードシェアパートナーの日本航空(JL=JAL)など日本側との調整に万全を期すとして、冬ダイヤ期間に入った後の11月8日(土)からに遅らせると発表しました。航空券の販売は、6月8日(金)から始めます。

《11月8日から有効》
VJ938 HAN0145~KIX0750 DAILY
VJ939 KIX0920~HAN1310 DAILY

(機材はエアバス320ceo エコノミークラスのみ180席)

ベトジェットエアは2014年7月のハノイ~仁川線を皮切りに、既に韓国・台湾への路線は充実しているものの、日本路線は許認可手続きの関係で遅れていました。関空~ハノイ線は昨年7月に就航の意思を発表したものの、国土交通省航空局国際航空課から外国人国際航空運送事業の経営許可(AOC=航空運送事業許可に相当)を取得したのが今年5月7日付で、そこから1カ月強の準備期間では他のLCCと違ってクオリティが確保できないと判断。航空券の販売開始を見合わせていました。

そこへベトナム政府トップのチャン・ダイ・クアン国家主席が日越国交正常化45周年記念投資カンファレンスで講演するため訪日するという話が入り、随行したベトジェットエアのグエン・ティ・トゥイ・ビン副社長がカンファレンス会場で記者会見を行ってスケジュールを正式発表したものです。

関空~ハノイ線にはやはりLCCのジェットスターパシフィック(BL=PIC)も就航していますが、ベトジェットは自社をLCCでも本格航空会社(FSC)でもない「ニューエイジ」と呼び、同じ路線でANA(NH)と共同事業をしているベトナム航空(VN=HVN)とも異なるビジネススタイルで勝負するので棲み分けは可能だと説明しています。

ビン副社長は記者会見で

「この路線が軌道に乗れば、次は羽田空港(東京都大田区)の深夜早朝枠を利用した羽田~ホーチミンシティ線、さらにエアバス321neoの投入などを検討している」

と述べており、ベトジェットエアの対日攻勢がいよいよ本格化します。

2018年5月31日木曜日

キヤノン最後のフィルムカメラ、メーカー在庫払底で幕

キヤノン(東京都大田区、東証1部・NYSE上場)は、創業以来80年以上に渡って手掛けてきたフィルムカメラの最後の機種だった『EOS-1v』をカタログアウト(販売終了)したと発表しました。生産自体は2010年(平成22年)に完了していて、その後は在庫を細々と出荷してきましたが、今回メーカー在庫自体が払底したため公式にカタログアウトとなったもの。同時にキヤノン製フィルムカメラの歴史に終止符が打たれます。

キヤノンは、1933年(昭和8年)に『精機光学研究所』の社名で創業以来、一貫してカメラを手掛けてきた映像関連産業大手の一角です。1960年代の『キヤノン7』まではレンジファインダー式が主力で、一眼レフカメラ事業が軌道に乗ったのは1970年代の『F-1』から。80年代には『AE-1プログラム』『EOS650』などのヒット商品を連発し、ニコン(東京都港区、東証1部上場)と業界のトップを競う大企業に成長しました。

『EOS-1v』は、オートフォーカス一眼『EOSシリーズ』のフラッグシップモデルとして、2000年(平成12年)3月に発売された製品です。当時最先端の技術をすべて詰め込み、『F-1』以来の通算5代目(EOS-1系では3代目)のフラッグシップ機という意味で、英語のVisionのVと、ローマ字の5にあたる「V」をかけて名づけられたもので、オープン価格とはいえ当時想定価格30万円、市場では写真系量販大手のヨドバシカメラ(東京都新宿区)で最近まで21万3000円(消費税込み、ゴールドポイント10%還元前)の値段がついていました。

しかし、EOS-1vが発売された翌年の2001年、EOS-1系は本格的なデジタル一眼レフの時代へ移行します。その後もフィルム一眼は『EOS Kiss 7』『EOS7s』などが発売されますが2007年(平成19年)までに終了となり、EOS-1vが最後のキヤノン製フィルムカメラとなりました。

実は、キヤノンでは同様の販売手法を過去にも取ったことがあります。マニュアルフォーカス一眼の初代フラッグシップにもかかわらず、結果的に最後まで残った『F-1』は、1992年(平成4年)に生産を打ち切った後も、在庫が掃けた1996年(平成8年)5月までカタログアウトしませんでした。

今回のEOS-1vは、2010年(平成22年)10月の時点で生産を終えていて、本来のサービス規約通りならフィルム一眼は製造終了後10年間のサポート対応となるので、2年後の2020年10月には修理受付も完了となってしまう恐れがありました。今回、キヤノンでは生産完了後8年も経った後のカタログアウトという事情を考慮し、「販売終了後7年間」となる2025年10月までメーカー修理対応を延長するという、極めて異例の措置を取ることにしました。ただし、本来のサポート期間が終了する2020年11月以降は、部品の在庫状況によっては修理ができなくなる可能性もあるとも告知されています。

2018年5月21日月曜日

ラオス北部とベトナムを結ぶバスが充実!

ベトナムとラオスの間には長大な国境線があり、何か所ものボーダーが開いています。バックパッカーの間ではビエンチャン~ビン・ハノイ間やサワンナケート~ダナンといったオープンツアーバスが通るラオス中部以南の国境が有名ですが、北部の国境も最近、人と物の動きが活発になってきました。

ラオス側の出発点は、ルアンパバンからさらに200km北に行った中寮国境地帯への入口の町、ムアンサイ(別名ウドムサイ:ウドムサイ県サイ郡)。ムアンサイとベトナム北西端のディエンビエンフー市(ディエンビエン省)を結ぶ国際バスが、1日に1本、ベトナム側の事業者によって運行されています。

ムアンサイ出発は朝8時45分。一方、ディエンビエンフーからは早朝5時30分の出発だといい、ラオス側から乗った方が朝の忙しい時間帯に余裕を持てます。ちなみに、この路線は毎日運行ですがディエンビエンフーからはウドムサイ打ち切りの他に、ルアンパバン行きとルアンナムター行き、フェイサイ(ボーケオ)行きが出ており、ウドムサイでラオスの交通の屋台骨ともいえる13ノースロード(国道13号線)を反対方向へ分かれていきますので、注意が必要です。

運賃もディエンビエンフー発車時点でルアンパバンやルアンナムターまで購入すると割高になる恐れがあるので、ウドムサイより先へ行くのであれば、ルアンパバンから来るルアンナムター行きやフェイサイ行きなど、ラオス国内のバスに乗り換えたほうが安く済む可能性があります。

運賃はウドムサイ発が95,000Kip(380Bt.)。ディエンビエンフー発は230,000ドン(US$10)です。この他にラオス側のイミグレ時間外手数料がかかることがあります。

この他に、ウドムサイ発ソンラ経由ハノイ(ミーディンバスターミナル)行きと、ディエンビエンフー・タンホア経由ビン(ゲアン省)行きが存在することも判明しました。どちらも毎日9:30発で、ハノイまで25万Kip(1,000Bt.)。こちらはラオス側の事業者による運行ですが、ベトナム式の寝台バスを使用しているので、車内で寝転がって目的地まで行くことができます。

2018年5月17日木曜日

デルタスカイマイルAMEXカードが改悪!上級資格維持に決済高が必要

日本アメックス(東京都杉並区)は、デルタ航空(DL=DAL アメリカ・アトランタ、NYSE上場)との提携商品『デルタスカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード』の上級会員資格付与を見直します。年間利用高が100万円(1ヶ月平均84,000円)に満たない場合、上級会員資格そのものが取り消され、150万円(1ヶ月平均125,000円)に満たないと、空港のラウンジが利用できなくなってしまいます。

従来は、『デルタスカイマイルアメリカン・エキスプレス・カード』に入会すると、無条件でシルバーメダリオン(スカイチームエリート:スターアライアンスのシルバー、ワンワールドのルビーに相当)が付与され、ゴールドカードはゴールドメダリオン(スカイチームエリートプラス:スターアライアンスゴールド、ワンワールドサファイア相当)が無条件で獲得できていました。搭乗マイルの基準を満たさなくてもANAカードスーパーフライヤーズクラブやJALグローバルクラブ相当のサービスを受けられる訳で、スカイチームメンバーズを利用する機会の多い方にはゴールドカードの年会費26,000円だけで、エリートプラスを維持できる魅力がありました。2016年10月まで運航していたデルタの成田~バンコク線を愛用していたユーザーの中には、スカイマイルAMEXカード会員も多く、路線廃止後も同じスカイチームメンバーズのチャイナエアライン(CI=CAL)やベトナム航空(VN=HVN)利用でタイへ行く際に、デルタのラウンジを利用している人も多いはずです。

これが6月2日(土)から新しいプログラム体系に移行します。最初の1年間は激変緩和措置として現行通りのメダリオンが付与されるため、実際にメダリオンの降格が行われるのは、2019年6月以後となりますが、2018年6月から2019年5月までの1年間にスカイマイルAMEXカードで航空券購入やその他の買い物、各種決済をした合計の利用高が100万円(1ヶ月平均84,000円)に満たない場合、19年6月以降はメダリオンそのものが取り消されて一般会員に降格となってしまいます。同様に100万円以上150万円(1ヶ月平均125,000円)に満たないと、ゴールドカード所持でもシルバーメダリオンとなり、制限エリア内のラウンジが利用できなくなります(一般エリアのIASSラウンジは引き続き利用可能)

米系本格航空会社(FSC)は特に収益にシビアな面があることで知られており、AMEX側もクレジットカード機能を使ってもらって手数料収入を得るのが本業とはいえ、スカイチーム系の上級会員資格を安く維持していくには一番の早道だっただけにFacebookやTwitterでは早くも会員の怒りの声が上がっており、中には日本アメックス新会員課のやり方があまりにもひどいなどとFacebookで攻撃して炎上させようとする過激論者も出てきています。