2007年4月11日水曜日

カフェ・インドシーヌ

(文・写真:副管理者fortunesawada)
 此処はラオスのビエンチャン。満月を国旗にしている国の首都である。メコン川に程近い、柳緑花紅の美しい町並みを歩いていた。何気ない、人々の動きの中にも、のどかさと寛ぎが滲み出している。

 春風駘蕩に浸っているうちに、一寸、レトロなカフェを見つけた。日本の大正か昭和の始めの頃の喫茶店みたいだ。入口に小さなテラスがあって、なにやら古そうな木の彫刻が壁に飾ってある。近寄って良く見ると、どうもナーガ(ラオスではナカと呼ぶそうだ)のようだ。しかも翼があり、両翼を広げている。少し寸詰まりで、全長はそれほどでもない。足もまだない。
 ラーメンの丼に描かれている、中国式の龍ともフィーリングもニュアンスが違う。ご面相は、いかにも魔物らしくって魅力がある。また、ラオス、タイ、カンボジア、はたまたインドのナーガとも一寸、ニュアンスが違う。その木彫は、古そうで、人の目を捉える、十分な力を持っている。

 店の名は、カフェ・インドシーヌと、フランス語で書かれている。何故フランス語だと気づいたかは、インドシーヌの最後の文字がaではなく、eで終わっていること。そしてこの国がかつてフランスの植民地だったこともあるからだ。インドシーヌと言うトーンは何かエキゾチックで瑞々しい。
 山岳民族が作っている、ヒルトライブコーヒーと呼ぶ、アラビカ種の豆は旨い。隣の国タイでも、少数民族のコーヒーは人気があって、イタリア式のエスプレッソ・マシーンで入れるのが、流行している。ラオスの場合は、カフェ・ラオと言って、いわゆるターキッシュ・コーヒー。深入りして挽いた豆を、水から沸かすのだそうだ。コーヒーの粉が、カップの底に沈殿するのを待って、その上澄みを飲む。BGMは、スタン・ゲッツとチャーリー・バード。味もいいが、後味がすっきりしているのが印象的。

(董事長ふくちゃんから)
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 管理者ふくちゃんが投宿したサバイディーゲストハウスの4軒隣が、以前、副管理者fortunesawadaが取り上げられていた「カフェ・インドシーヌ」という喫茶店です。

199 Setthathirath Rd
Ban Mixay Chanthaboury
Capital Vientiane Lao P.D.R.

TEL +856-21-216758

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