2007年4月20日金曜日

スワンナプン空港乗換口にイミグレ設置

 タイ移民庁は4月1日から、バンコク・スワンナプンマハナコン国際空港の国際線→国内線乗り換え通路に入国審査場を設置し運用を開始しました。
 対象となるのは国際線でスワンナプン空港に到着後、同日中にタイ国際航空(TG)のチェンマイ、チェンライ、クラビ、プーケット便と、バンコクエアウェイズ(PG)のチェンマイ、プーケット、サムイ便に乗り継ぐ方。タイエアアジア(FD)のチェンマイ、チェンライ、プーケット、クラビ便は、他社の国際線から荷物がスルーされませんので対象外です。

 ドンムアン空港時代からそうでしたが、TG国際線から国内線への乗り継ぎのうち、イミグレの設置されている空港へ行く場合は入国審査がバンコクではなく最終到着地で行われるようになっていました。この方法では、チェンマイやプーケットの空港で通路を間違えて国内線出口から出てしまうと、イミグレを通らないことになり完全な不法入国になってしまいます。不法入国扱いになると、出国審査場で摘発されて移民庁監獄に送られた後、罰金最低6,000Bt.を支払って強制送還(再入国禁止付き)になるリスクがあります。テロリストや海外で指名手配されている犯罪者の入国を食い止められないという欠点もありました。今回の改正で、国際線から国内線に乗り継ぐときは日本と同様に乗り継ぎ地でイミグレを通らなければならなくなり、世界標準にまた一歩近づきました。

 一方、ドンムアン空港に移動して乗り継がれる方はスワンナプン空港2階Dコンコースの入国審査場で、他の入国者と同様の入国審査と荷物引き取りをしてから移動することになります。