2007年5月3日木曜日

ツーリストバスで盗難相次ぐ

 日本、中国がゴールデンウィークとなるこの時期、カオサンから南部方面へ向かうツーリストバスで暗躍する窃盗団が最も活発になります。しかも、パンガン島のフルムーンパーティも重なり、例年以上に被害が拡大しています。

 管理者ふくちゃんの元には、パンガン島やタオ島へのツーリストバスで金銭を盗まれたという被害報告が連日のように届いています。そのほとんどが、トランクルームに預けた荷物に財布やカメラなど金目の物を入れたままにしていたために起こったといいます。
 窃盗団は、控えの運転手を装って車内に入り込み、トランクルームの荷物全てに手をつけます。南京錠がなされていると合鍵で開け、お目当ての品物を取り出した後、元通りに施錠するといいますから、乗客は目的地到着後にようやく盗難に気づく有様。降りたその場でチェックしなければ、治安警察やツーリストポリスに訴え出ようにも、もはや後の祭りになってしまいます。
 カメラや時計なら保険で何とかなりますし、クレジットカードならばストップ、TCは再発行できますけど、現金をやられてしまったら諦めなければなりません。
 ですから、トランクルームにバックパックを預ける前に、財布、カメラ、時計は取り出しておかないといけません。万が一入れておくと100%盗まれます。

 ツーリストバスは、バンコクからスラタニ市まで相乗りで、スラタニ市から各方面へ分かれますが、以前から報告のあった復路(スラタニ発)だけでなく、最近は往路(バンコク発)でも盗難の可能性があるとのこと。どうしてもリスクを回避したいなら南バスターミナルからの特急バス(前記事「バンコク~パンガン直通公共バス」参照)か、列車(前記事「パンガン島へ最速ディーゼルラーン」参照)を使うしかなくなります。読者の皆さんも利用する機会があるはず。十二分なリスク管理を心がけてください。