2007年9月8日土曜日

サントリー、タイに本格進出!現地企業を買収

 9月7日22時20分から放送されたチャンネル3の経済ニュースによりますと、日本の大手飲料メーカー、サントリー(大阪市)と、タイの果汁飲料大手「Tipco Group」(バンコク首都圏パヤタイ区)との間でこのたび、合弁交渉がまとまったとのことです。両社がバンコクのTipco本社で記者会見を行い、正式に発表しました。

 Tipcoは主力の飲料部門を担当する製造子会社「Tipco F&B」をサントリーとの折半出資にし(外資出資比率が49%を超えるため、BOI=政策投資委員会の認可を条件とします)、株式売却代金として10億Bt.(36億円)を得ます。この資金でアユタヤ県とプラチュアプキリカン県にあるTipcoの工場を強化、日本でおなじみの茶系飲料「サントリーウーロン茶」「伊右衛門」などを製造できるようにします。製品はタイで販売する他東南アジア諸国に輸出します。また、「CCレモン」「なっちゃん」など日本で販売する果汁飲料について、Tipcoの持つ技術を導入し強化を図ります。

 日本と同じ、サントリーブランドのジュースやソフトドリンクがついにタイでも飲めるようになるのです。バックパッカーにも、在留同胞にも嬉しいニュース。管理者ふくちゃんは以前、サントリー本社に「烏龍茶を東南アジアでも売ってほしい」とメールしたほどで、この日を首を長くして待っていました。
 セブンイレブンやファミリーマートなど日系のコンビニもあり、販売網は十分すぎるくらいあります。
 タイでは茶系飲料でも加糖が半分常識ですが、サントリーは日本と同じ、無糖一本で勝負してくれるでしょう。一日も早く、日本と同じ品質のウーロン茶を手にしたい!