2007年10月17日水曜日

攻めるカシコン、サーミットタワーを契約

 タイ3位の都市銀行「カシコン銀行」(KBANK、バンコク首都圏ラットブラナ区)が、今年に入って急激に支店の数を増やしています。前記事「カシコン・シーロム22支店がオープン」では、シーロム通りにできた新店を取り上げました。今回は、アソーク通りです。

 日系資本の不動産屋「あぱまん情報」が8月31日限りで出て行った、サーミットタワー1階(前記事「あぱまん情報社、自社ビルへ」参照)。まっさらになっていたスペースを契約したのは、カシコン銀行でした。サーミットタワーは、1階だけで既に銀行3行(クルンタイ、アユタヤ、SCB)と、クレジットカード会社のイオンタナシンサップが営業する激戦地帯。4行目が入る場所が、あぱまん社の移転でできました。
 アソーク周辺がとにかく弱い最大手バンコク銀行の逆襲かという噂もありました。しかし、バン銀にアソークを渡すわけにはいかないとばかりに、アソークモントリ通りだけで2店舗目となるカシコンが殴り込みをかけてきたのです。

 カシコン銀行スクンビット21支店、10月26日(金)8時30分開店予定。あなたの安心の選択肢が、さらに増えます。

《10月18日追加》
 スクンビット21支店がオープンする10月26日、同時にもう1店舗の新店もオープンすべく場所を確保していました。BTSシーロム線チョンノンシー駅前。スタンダードチャータードタイランドが本店営業部を構える、サトーンタニコンプレックスへの殴り込みです。カシコン銀行の攻勢、止まるところを知りません。