2008年11月8日土曜日

ビザ再認証をめぐってもめる時

 董事長ふくちゃんは11月7日、パスポートの発給を受け、ビザ認証のため移民庁本庁を訪れました。ところが、コンピュータへの入力ミスでオーバーステイの疑いをかけられ、1時間以上に渡って揉めた末、ようやく認証されるという屈辱を受けました。

担当官A「あなたオーバーステイになっていますね」
ふくちゃん「えっ、どういうことだよ!!」
担当官A「移民庁のコンピュータにはふくちゃんさんの在留資格がビザなしで入力されています。9月22日入国は間違いないですよね。そうすると、10月21日で在留許可が切れているはず。今日は11月7日。17日分の罰金8,500Bt.と、今日から1週間の延長で1,900Bt.合計10,400Bt.もらわないといけません
ふくちゃん「あり得ない!! 9月22日にスンガイコロク(ナラティワート県)から入国したときは、直前に在コタバルタイ総領事部(マレーシア)が発給した正規観光ビザを使っているんだ。ビザの番号も入国カードに書かれている。文句があるなら現地に残っているであろう入国カードをチェックしてくれ。今すぐナラティワートに電話しろ!!」
担当官B「…わかった。もうすぐ昼休みだけど時間削ってやってみます。1時に結果を出すから再度来てください」

 それから1時間後。晴れて董事長ふくちゃんの主張は認められました。

担当官B「ナラティワートに連絡がつきました。ふくちゃんさんの在留許可は60日で間違いないです。在留許可期限は11月20日。ということでパスポートをお返しします。お疲れ様でした」

 移民庁では、空路・陸路を問わず出入国する外国人のデータをコンピュータで管理しています。ところが、データを入力するときに在留資格を間違えて入力するのは日常茶飯事。中には、こんな例もありました。

(この項、松川きみひろさん/神奈川県 からの投稿です)
 私は2004年にパスポートを紛失し、やはり在バンコク日本大使館で再発給を受けました。移民庁での認証に臨んだところ、直前のデータそのものが入力されていませんでした。仕方がないので口頭で説明し、その通りに認証されました。

 一歩間違えば巨額の罰金を請求されかねない重大事態。正当な権利を主張し、理論武装して臨むべき。できれば、パスポートのコピーを取るときに現在有効な入国スタンプと出国カードも両面コピーしておきたいところです。