2009年7月11日土曜日

鉄道・バス無料、2年目突入へ

 コーン・ジャティグワニット財務大臣は、7月31日で有効期限を迎える基礎的生活費の一部無料化政策(前記事「鉄道・バス無料策、期間延長へ」参照)について、8月1日以降も続ける意向を示しました。

(画像1:王宮前広場に着いた[25]の無料バス)


 その期間について、前回採られたような半年間の無条件延長ではなく、2009年第4四半期(10月~12月)のGDP成長率予測を見て決めることとし、最低でも2ヶ月間は続けるが、景気回復の目途が立てばその時点で打ち切るとの考えです。
 これについて、民間経済界からは2009年末(12月31日)までの延長を確約するよう求める声が出ています。

 バンコク首都圏を走る赤バスと、国鉄3等車の無料運行は、当面継続されることになり、8月1日で2年目に突入しますが、その終了時期が読めないとは、何ともよくわかりません。

(画像2:国鉄サムセン駅にて。無料の3等車は仕事帰りのタイ人で満員)

(7月15日追加)
 政府は14日の閣議で実施計画を正式に承認しましたが、期間について民間経済界の意見を受け入れ、少なくとも12月31日までは継続とする方針を決めました。