2009年7月12日日曜日

トンブリ地区の無料バス、増える

 首都圏バス公団(BMTA)では、赤バス運賃無料化の2年目突入(前記事「鉄道・バス無料、2年目突入へ」参照)を受け、これまで赤バスの運行が少なかったバンコク首都圏最西部(ターウィワッタナ、タリンチャン、バンケー、バンクンティエン、バンボン、パシチャルン、トゥンクル、チョムトンの各区)を中心に、赤バスの運行を増やす措置を取っています。そのため、8つある管区営業所すべてで大規模な車両の転配が行われています。
 民間委託の白バスしかなかった路線に公団バス、それも無料運行の車ばかりが次々と投入され、バンコク首都圏内のバス事情はこの数日、荒れに荒れています。

(画像1:カオサンに顔を見せた[9]の無料バス)


 3管区営業所(サムットプラカン市)は、昨年のスワンナプームショック後に民間へ移譲(前記事「空港アクセス路線が民間委託に」参照)したはずの[553](スワンナプーム空港~パークナム2)に、開港4年目で初めてとなる赤バスを投入しました。
 4管区営業所(クロントイ区)は、従来民間委託の白バスしかなかった[149](プッタモントン2~新・南バスターミナル~ウォンウィエンヤイ~ルンピニ駅~バンコク大学)に赤バスを投入。この路線で公団バスが運行するのは、初めてです。さらに赤バス専用の新路線として[746]の運行を開始。これについては、次の記事「新系統[746]って何物!?」で詳しく取り上げることにいたします。
 5管区営業所(バンクンティエン区)は、これも民間委託しかなかった[35][85][169]に無料バスを投入。このうち、[35][85]の公団バス運行は、青バス時代の1999年以来、10年ぶり。同時に、事実上休止されていた[10]と、民間が撤退していた[506]の運行を復活しました。
 6管区営業所(パシチャルン区)は、[42][7ก]の赤バスと[7]の白バスを入れ替え、[189]の廃止で余剰となった赤バスを[9]に投入してきました。
 7管区営業所(ノンタブリ市)は[64]で赤バスの運転を開始。
 8管区営業所(チャトチャック区)は、民間委託路線だった[159]に進出。こちらも初めて、公団バスが運行される路線です。

(画像2:[553]の無料バス。赤バスがスワンナプーム空港に初上陸する!!
/7月12日、3管区営業所前=サムットプラカン市にて撮影)