2009年7月26日日曜日

わずか2日!!従業員が消え、そして…

 7月22日(水)、トンロー通りソイ1(ワッタナ区)近くに一軒の日本料理店がオープンしました。「八尾」。オーナーの神田さんはバンコクで過去に数軒の日本料理店を出しては潰し、それでも懲りずに再挑戦。故郷、大阪府八尾市にちなんで「八尾」と名づけたそうです。

 オープンから2日間限定で全メニュー50%割引というキャンペーンを打ち、タイ自由ランドと週刊ワイズの2つのフリーペーパーに広告も載せ、いざ開業の日、それなりに活況だったのですが…

(画像1:八尾の表向き。日本料理店としてはどこにもでありそうだが…)


 24日(金)、神田さんが出勤してくると、タイ人従業員が誰もいない。そう、わずか2日で全員逃げてしまったのです。採用したタイ人がどいつもこいつもやる気なし。当初2日間はキャンペーンをやると言っていたのに、実際に多数のお客様が殺到すると、あまりの忙しさに音を上げて敵前逃亡。これには神田さんもびっくりです。

「店主病気のため休みます」

と走り書きし、臨時休業を装ったのですが、当の神田さんはピンピンしていて、25日深夜、テルメカフェ(ワッタナ区)に現れます。

「いやぁ参ったよ。みんな逃げちゃうんだもん」

 神田さんは、今の店舗を再開すべきか、それとも別業態に挑戦するか、悩みを抱えています。それにしても、わずか2日でコケるというのは、バンコクの日本料理業界でも史上最短の記録ではないでしょうか!?

(画像2:A4用紙1枚に慌てて書いたような告知)