2009年9月7日月曜日

今こそAI/TG提携航空券を見直す時!?

 インド政府が、燃料費や景気悪化などの影響で経営悪化しているエアインディア(AI/IC)を公的資金で救済する意向を固めたと、インドの複数の新聞が報じました。
 注入額は最大500億ルピーに達し、累積債務(720億ルピー=15億US$)の3分の2を返済できる計算になります。

 エアインディアは2007年、インディアン航空を吸収合併し国営一元化を図りますが、ジェットエアウェイズ(9W)やキングフィッシャーエアラインズ(IT)といった民間との競争に晒され、さらに世界同時不況の影響をもろに受け、経営が著しく悪化しています。
 1950年代から運航を続けてきたバンコク経由の東京便からは2007年10月で撤退(前記事「エアインディアもバンコク~東京間廃止」参照)し、現在はバンコクからデリー経由でムンバイを結ぶ旧AI運航便と、ムンバイ、ベンガルール、チェンナイに直行する旧IC運航便があるほか、コルカタ便を格安子会社のエアインディアエクスプレス(IX)に譲っています。

 一方で、バンコク~東京便廃止後はタイ国際航空(TG)と提携し、TG便を利用できる格安航空券を発売していますが、FIXオープンながらも1年という長期間有効の激安航空券を出してきたデルタ航空(NW=旧ノースウエスト)、ユナイテッド航空(UA)の米系2社に押され、売り上げが激減しています。

TG640 BKK2210~NRT0620+1 DAILY
TG643 NRT1000~BKK1430 木・土を除く週5便
TG641 NRT1100~BKK1530 DAILYだがAI発券航空券では木・土のみ利用可

 AI自社便が運航していた時、バックパッカーに支持されていた4ヶ月オープンにはかないませんが、それでも3ヶ月オープン往復が登場し、使いやすくなりました。TGでは同種の航空券が空港でも購入できますが(前記事「空港で当日格安航空券が買える」参照)、1ヶ月と期間が短く(前記事「タイの航空会社、今が正念場」参照)、しかもFIXなので、日本でのアルバイト次第で出発時期が変わりそうなバックパッカーには有利でしょう。
 カオサンでは19,500Bt.前後で販売されています(追加燃料費はTGのそれに準じます)。一時帰国されるあなた、このチャンスを見逃さない手はないでしょう。