2009年11月24日火曜日

【続報】日泰ビデオ以上にビデオWORLDが…

 バンコクの日系ビデオレンタルショップに経済犯罪取締局が順次、立ち入り検査をしていますが、摘発されたのは最大手の日泰ビデオ(前記事「日泰ビデオ摘発、しかし閉店を回避」参照)以外に、もう1社あることが明らかになりました。しかも、もう1社の方が状況は一層深刻です。
 董事長ふくちゃんは、24日に営業を再開した日泰ビデオ本店(クロントイ区)に直撃取材しました。日本人スタッフの方が意外にもサバサバとした対応をしてくれました。


「うちが摘発だなんて報道をされたが、経済犯罪取締局が来たのは事実。お客様にご迷惑をかけて申し訳ない」

 とまずは平謝り。その後に

「4店舗あったうち、シーロム店(バンラック区)はこのまま閉める。日泰ビデオと、ビデオヤフジで合計3店舗体制になる」

と、規模の縮小に触れました。シーロム店は客足が落ちていたといい、

「シーロムを畳むには、今回の一斉摘発が結果的にいいタイミングだったのかもしれない」

と続けます。

(画像:閉鎖された日泰ビデオシーロム店。11月23日撮影)

 ふくちゃんが驚いたのはその後の発言。

「経済犯罪取締局はうちだけでなく、同業他社にも立ち入っている。ビデオヤフジ1号店と同じソイ(スクンビット33/1)にあるビデオWORLDさんは当分営業できないんじゃないか?」

 日泰ビデオ以外に、摘発を受けた店がもう1軒あるというのです。慌ててビデオWORLDに行ってみると、見事に店が閉まっています。

「当店側の事情により営業できる状況ではありませんので、しばらくの間お休みします。(摘発前に)レンタル中のお客様には(再開まで)延滞料金はかかりません。(1日も早く)営業再開できるよう、現在努力を重ねております」

 というのです。日泰ビデオも従業員が取調べを受けたとのことでしたが、実際に従業員が逮捕されたのはビデオWORLDだった模様。そこで、ビデオヤフジ2店舗を訪れると、こちらも在庫こそ少なくなっていたものの営業はしています。
 一方、いつもお世話になっている日本レストラン「雑談室」のレンタルビデオ部門「びでおやさん」(スクンビット49/13)には、23日に検査が入ったといいます。