2010年2月21日日曜日

世界初!「日本査証申請センター」誕生

 在バンコク日本大使館は、タイ人の日本入国ビザ申請について一部を外部に委託することになりました。世界中に200ヶ所以上ある日本大使館、総領事部、駐在官事務室の中で、査証業務の一部を外部の民間企業に委託するのは初めての試みです。
 ビザ関連業務受託の世界最大手、VFSグローバルが業務を受注し、旧正月明けの2月16日(火)から業務を開始しました。

 VFSのタイ現法である「VFSタイランド」は、バンコク首都圏内で既に複数の国のビザ関連業務を受託しており、日本人バックパッカーにもインドビザアプリケーションセンター(ワッタナ区)でその名が知られています。また本体はイギリス大使館ビザセクションの窓口業務を全世界規模で取りまとめていて、2007年には日本にも「VFSサービシーズジャパン」(東京都港区)を設立。東京と大阪に「英国査証申請センター」を設け、進出を果たしています。日本でこそインドビザ関連業務の受注に失敗したものの、世界的にはその品質を高く評価されており、今回、日本大使館によるビザ業務委託にあたって、事実上の単独指名を勝ち得ました。


 在バンコク日本査証申請センターは、ルンピニの日本大使館本館に近い、シーロムコンプレックス(BTSシーロム線サラデーン駅前)15階に設けられます。大使館本館査証部と比べて営業時間が大幅に拡大し、平日は8時30分から夕方5時30分まで対応。土曜日も返却(ビザ受領)のみ、8時30分から12時30分までオープンします。ただし、VFSが受託している他のビザアプリケーションセンターと同様、大使館に支払う申請料とは別に、VFSが手数料を徴収します。日本査証申請センターの場合、手数料はパスポート1冊につき535Bt.になる予定。
 当面は、日本大使館に登録済みの地場旅行代理店が代行で受け付けた「短期滞在」(観光)資格の申請処理と、パスポート受け渡しのみを行います。そのためVFS社手数料も430Bt.に割り引かれます。その状況を見て早ければ6月頃から、一般個人や、短期滞在以外の在留資格のビザ申請についても全面的に移行させるとしていますが、現時点ではまだ、個人でのビザ申請と受領は日本大使館査証部で直接行いますので、くれぐれも間違えのないようにしてください。 

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