2010年5月28日金曜日

バンコクの日系企業、落ち着きを取り戻す

 日本外務省は、バンコク首都圏に出していた「渡航の延期をお勧めします」の安全情報を解除して、1段階下の渡航の是非を検討してくださいに戻しました。これを受け、企業関係ではバンコク首都圏中心部にあるオフィスでの業務が徐々に再開され、日本からの業務渡航も元に戻り始めています。

(画像1:ラチャプラソンとシーロムを結ぶラチャダムリ通りも交通再開。いつもの赤バスが走ってきた)


ジェトロバンコクセンターは24日、バンコク日本人商工会議所も25日からそれぞれ元の場所で業務を本格的に再開しました。BTSラチャダムリ駅前の日本航空インターナショナル(JL=JAL)市内カウンター、シーロムのANA(NH)バンコク支店も通常通りの営業時間に回復です。

Traveler's Supportasia常連投稿者のたけぞうさんが勤める日産自動車(横浜市西区、東証1部上場)では、18日から約1週間、出張禁止の指示が出ていました(前記事「渡航延期の対象地域は」参照)。今週になって夜間外出禁止命令こそあるものの、事態は元に戻ったとして本社からの出張者の派遣を再開しました。
日本から製造ラインを移転した小型乗用車「マーチ」は、3月に発売されたタイでは初代ですが、日本向けは4代目へのフルモデルチェンジに向けて仕上げの段階に入っており、日本人出張者は重要な存在だとのことです。

(画像2:バンナートラート通りの日産の工場。マーチはここで造られる)