2010年8月10日火曜日

キャセパシ、香港~大阪深夜便も復活

 キャセイパシフィック(CX)は、先に発表していた香港~成田線の深夜便(前記事「キャセパシ最強伝説の鍵を握る香港発深夜便」参照)に続いて、関空線にも香港発夜行便を復活させることを決めました。関空と香港の間は直行毎日3便、台北経由毎日1便の合わせて4便に増便されます。

《10月31日から有効》
CX566 HKG0135~KIX0600 DAILY
CX567 KIX0930~HKG1255 DAILY

(機材はエアバス333 ビジネスクラス44席、エコノミークラス267席)

 香港~関空線の深夜便は、2004年から2005年にかけて一時設定されていましたが、どちらかといえば貨物輸送の延長という形でした。毎日運航ではなく、かつ香港出発時間も今回の時間よりもう少し遅かったので利便性はかなり悪く、その後中部セントレア行きに変更されたものの利用は伸びませんでした。今回は、旅客輸送中心にシフト。成田線の深夜便とともに大阪へ朝一番で到着できる選択肢を作り、ユーザーの利便を広げます。

 関空に朝6時に到着後、入国審査を経て6時52分発の南海電車空港特急「ラピートβ」に乗れれば、なんばには7時39分に到着。直後の6時59分発空港急行でも、なんばに7時48分に到着します。
 なんばから近鉄特急への接続は8時発の名古屋行きノンストップがラピートβに乗れないと間に合いませんが、その後の空港急行からでも8時6分発の快速急行奈良行きに接続可能。この電車は鶴橋で上本町から来る快速急行宇治山田行きに接続が取れます。
 逆に阪神電車へは、ラピートβに乗れればなんば7時58分発の快速急行三宮行きへの接続が可能。神戸・三宮には8時45分に到着します。後続の8時8分発快速急行でも、三宮には8時57分着で、神戸市内の主な企業の始業時間に間に合います。

 JRなら、7時27分発の特急はるか4号で新大阪駅に8時37分、京都駅に9時3分に到着できます。新大阪駅では8時59分発のひかりレールスター551号博多行きに接続し、岡山へ9時45分、広島へ10時27分に到着します。名古屋方面へは9時丁度発ののぞみ4号で、名古屋駅に9時51分に到着が可能です。

(注:文中、なんば、新大阪駅での他の電車への接続時間はそれぞれ20分を見ています)