2010年9月22日水曜日

AirAsia、日本上陸一番手は羽田!!

 AirAsiaX(D7)は、東京・羽田空港の再国際化を受けて12月から羽田~クアラルンプール線を運航すると発表しました。発着枠の関係で週3便、しかも当面増便は難しい状況にもかかわらず、日本初上陸先に羽田を選ぶというAirAsiaグループの挑戦的な経営姿勢を歓迎します。

《12月9日から有効》
 D72652 KUL1440~HND2230 火・木・日曜運航
 D72653 HND2345~KUL0630+1 火・木・日曜運航

(機材はエアバス333 プレミアムシート=ビジネスクラス12席、レギュラーシート=エコノミークラス365席)



 董事長ふくちゃんは、前記事「タイエアアジアを使えばできないことはない」で、AirAsiaXの規模がある程度揃うまで待つのではなく前倒しもできるのではないかと述べました。あれから2年を経て、マレーシアと日本の間にも事実上のオープンスカイ要素を含んだ航空協定の見直しを行い、羽田空港発着枠も週7便を確保しました。このうち3便分を使ってマレーシア航空(MH)がコタキナバル線を飛ばすため、AirAsiaXの羽田線は現時点で飛ばせても週4便が上限です。将来の増便は数年後の管制システム強化によるまで発着回数の増加まで見込めない状況にもかかわらず、日本国内線のスーパーハブである羽田の充実した路線網で全国から集客でき、貨物の需要も見込めるとして、AirAsiaXは羽田空港に殴り込むことを決めました。

 会社側では当初、マレーシア、シンガポールからの乗客が主導権を握ると見ていますが、1年以内に日本からのお客様が主流を占めるようになると打算。AirAsia.comには日本向け英語ページも既に開設されました。明日23日の公開を目指して待望の日本語ホームページも準備されています。今後は、関空や福岡、新千歳といった地方空港への路線拡張や、AirAsiaXだけでなくバンコク・スワンナプーム空港からのタイエアアジア(FD)による運航もできないか、検討を行う意向です。