2010年9月21日火曜日

タイからベトナムへバスで同日乗り継ぎする(1)

前記事「ムクダハンからラオスへ(2)」で紹介したタイ・ラオス第二友好橋を渡る国際特急バスは、サワンナケットの中心街から北へ2km程離れた公共バスターミナルに到着します。ここでは、ベトナムのフエ、ダナンまで足を延ばす国際バスに降りたその場で接続可能。うまく日程を組めば、タイからの同日乗り継ぎもできます。バンコクからフエまで最速1泊2日で移動することも可能になりました。

《朝10時フエ行きのVIPバス》
サワンナケットを午前10時に出るのがフエ行きのVIPバスです。VIPといっても、エアコンがあるだけで、トイレはありません。タイの2等特急と同じ構造なので要注意です。必ず乗車前に用を済ませておく必要があります。このバスは昼間のうちに国道9号線のデーンサワン国境検問所でラオスを出国、すぐ先のラオバオ検問所からベトナムに入り、速ければ夕方、どんなに遅くても夜8時にはフエ市内に到着することができます。

(画像1:サワンナケットで発車を待つフエ行きVIPバス。ベトナムのオープンツアーバスに近い)


運賃は11万kip。米ドルでも支払いはできますが1$=8,000kipで計算されて$15取られます。無用なトラブルを避けるため、第二友好橋のラオス側審査場にある両替所で残ったバーツを両替して、必要最低限のキップ現金を確保しましょう。

《タイから乗り継ぐスケジュール》
 この10時発フエ行きVIPバスにタイから同日で乗り継ぐには、ムクダハンを7時30分発か、遅くても8時30分発の国際特急に乗る必要があります。朝の早い便はサワンナケット市在住のラオス人が多く利用するため、席の確保が大変です。7時30分発の切符を確実に押さえるつもりで、朝6時30分にはバスターミナルの公社(コンソン)切符売場に並んでおきたいところです。

(画像2:始発の国際特急の切符を求めて早朝から行列ができる)

バンコクを前夜に出て、ムクダハンで始発のバスに乗り継ごうとするなら、夕方6時にはモーチット2を出たいところ。夜8時30分発の公社バス2等に乗って、翌朝7時に着いた例もありますし、8時05分発の公社1等バスでも翌朝7時前には着きますが、もっと早く着きたいならスーパーVIPか民間運行便ということになります。

また、フエ行き昼行は毎日運行ではありません。運行日は月曜日から水曜日までと金曜日の週4日。この日程を把握していないとサワンナケットで後述のローカルバスまで、長時間待たされることになってしまいます。

(画像3:木曜日も運行があることになっているが横には欠便の注釈が…)