2010年12月8日水曜日

パンパシがクラウンプラザに変わる!!

 シーロム通りとラマ4通りがぶつかるサラデーン交差点そばにある高級ホテル「パンパシフィックバンコク」がグループを離脱、屋号を変更することになりました。新生「クラウンプラザルンピニパーク」は、12月22日のチェックインから営業を開始します。

(画像1:パンパシフィックバンコク玄関脇にて。このロゴも見納めになる)

 パンパシフィックホテルズ&リゾーツは、当初は東京急行電鉄(東京都渋谷区、東証1部上場)が日本国内で運営する「東急ホテルズ」の国外ブランドとして展開され、一時はアジア各地とアメリカにも店舗網を持っていました。しかし、東急グループのリストラ計画もあってチェーン本部のあるシンガポールの地場資本に売却され、規模を縮小してきました。

 バンコクは建物(ラマランドビル)を所有するのが日本のゼネコン大手、鹿島(正式社名:鹿島建設 東京都港区、東証1部上場)の現地法人「タイ鹿島」という縁もあって、1994年にオープンしましたが完成から16年を経て、改装の時期に差し掛かったのをきっかけにタイ鹿島側がパンパシフィックホテルズと交わしていたマネジメント契約を打ち切ることを検討。その結果、インターコンチネンタルやホリディインなどのブランド名を持ち、旧セゾングループが保有していた経緯から日本とも縁の深いとインターコンチネンタルホテルズグループ(英国・ロンドン)とマネジメント契約を結び直し、ホリディインと並ぶ中高級ブランド「クラウンプラザ」を冠して再出発することになったものです。

(画像2:ラマランドビル1階受付。鹿島関連の企業名がズラリ)

 日本ではANA(NH)とインターコンチネンタルホテルズが提携した「IHG-ANAホテルズ(旧全日空ホテルズ)」を運営していてすっかりおなじみ。日本で定着した「ANAクラウンプラザ」と共通のブランドイメージを日本からの出張客に売り込む狙いがあると見ています。

946 Rama 4 Road
Suriyawong Bang Rak
BANGKOK 10500

TEL +66-2632-9000