2010年12月28日火曜日

タイとカンボジアがビザ相互免除

 タイ、カンボジア両国外務省は、両国の一般市民が国境を移動する際にビザの取得を課していましたが、12月16日(水)から相互に免除する措置を取りました。ただし、ASEAN域内の多くの国では30日間の在留が許可されるのに対し、タイとカンボジアの間は14日間の在留しか許可されません。

(画像1:アランヤプラテート国境にビザなし渡航開始の告知が張り出された)

ASEAN域内の流動を活性化させるための措置で、タイ人はこの措置でミャンマーを除くASEAN加盟の9カ国にビザなしで移動できるようになります。

一方カンボジア人は、ベトナムに続く隣国のビザ開放で、これで国境を接するすべての国(タイ、ベトナム、ラオス)へビザなしでの移動が可能になりました。ロンクルア(サケオ県アランヤプラテート郡)の国境検問所では、朝7時の開門と同時に従来の数倍のカンボジア側市民が並ぶようになりました。

(画像2:タイへの入国審査を待つカンボジア側市民が長蛇の列を作る)