2011年5月16日月曜日

BTSスクンビット線延長部分、8月からテスト運行

 BTSグループホールディングス(チャトチャック区)は、工事を進めていたBTSスクンビット線延長1期部分(オンヌット~ベーリン)を8月12日から営業開始すると発表しました。年内一杯まで、一昨年開業したシーロム線延長1期部分(サパンタクシン~ウォンウィエンヤイ)と同様の無料テスト運行とし、運賃徴収は2012年1月からとする意向です。

(画像1:BTS延長部分が地図に載り始めた。国鉄ファランポーン駅案内所にて撮影


 スカイスマートパスを利用した場合、テスト運行期間中はオンヌット駅までと同等の運賃で延長部分の各駅を利用することができます。延長部分の駅からオンヌットまでで降りる場合は、無料の乗車券を自動券売機で受け取ります(前記事「BTSシーロム線延長部分に乗る」参照)
 ただし、アダルトスマートパスを利用した場合は全線均一運賃なので、通常通り1回分が引かれてしまう恐れがあります。このため、新たに開業する駅でアダルトスマートパスを利用するならば、オンヌットから通常運賃で3区となるプロンポンよりも都心寄りの駅との相互間を通しで乗るときに使うべきです。

 開業後は前記事でも取り上げている通り、首都圏南東部のプラカノン、バンナー両区の交通事情が大幅に改善します。オンヌット駅から先のスクンビットソイ101(最寄はプンヤウィティ駅)やウドムスック通り(最寄はウドムスック駅)ではコンドミニアムの開発が進んでおり、在タイ日本人でこの地域に引っ越してくる人も増えました。

(画像2:バンナー駅にて。BTSグループのロゴが取り付けられ、開業を待つだけだ)

 また、バンナートラート通り経由で東部方面からエカマイ(東バスターミナル)に到着する特急バスが渋滞に巻き込まれても、ウドムスック駅で降りてBTSに乗り換えることができるようになり、ある程度時間が読めます。パークナム、バンプリなどサムットプラカン県内からは市内バスでベーリン駅(スクンビット通り経由)、ウドムスック駅(バンナートラート通り経由)での接続ができ、バンナー交差点とオンヌット交差点の間のスクンビット通りが渋滞するリスクを軽減、通勤時間も大幅に短縮されます。

(画像3:ウドムスック駅にて。公社特急バスからの乗り換えもできるようになる)