2011年9月6日火曜日

まとまった量のポジフィルムを手に入れる!

 一眼レフカメラの主流がデジタルに移行した今でも、ちょっとこだわった映像制作に取り組むカメラマンはフィルム一眼を使い続けています。それもカラーネガフィルムではなく、ポジフィルムや白黒ネガフィルム。日本でも年々入手が難しくなってきていますが、タイでは一層進んでしまっています。
 董事長ふくちゃんが初めてタイの土を踏んだ10年程前は、カオサン通りでもポジフィルムの販売はもちろん、現像に応じてくれる写真店がありましたが、その店もなくなりました。ではスクンビットやシーロムはというと厳しい状況。でも灯台下暗し、カオサンからちょっと離れた王宮前に、ポジや白黒といった特殊なフィルムを今でもまとまった量扱っている店があります。

(画像1:グランドパレス・ラボの店構え。王宮前ということもあり質実剛健だ)


 王宮の正面入口の真ん前に店を構える、「グランドパレス・ラボ」という店。ここは、王宮に用のあるプロカメラマンにとってなくてはならないお店です。例えば団体観光客の集合写真を撮るなら、大判カメラ用のブローニーフィルムが必要。専門的な画像制作を欲する人は、ポジフィルムや白黒フィルム。これらすべてを常時大量に扱っており、プロカメラマンだけでなくすぐ近くのシラパコン大学で写真を専攻している学生の需要もあります。

 日本で購入したフィルムを持って来タイするのであれば、X線検査などの関係で機内持ち込みにすればOKですが、どうしてものリスクを考えてバンコクで購入、あるいは帰国前にすべて現像してしまう撮影済みでも未現像なら機内預けによるX線感光の恐れはありますという需要にも応えられます。タイを訪れて写真制作をするすべての方に貴重な存在です。

 富士フィルムの代表的なポジフィルム「プロビア100F」が、36枚撮り1本290Bt.。「ベルビア50」は230Bt.、「プロビア400X」も310Bt.。ここ最近の円高もあって、日本の大手量販店よりも2割ほど安く入手できるようになりました。

(画像2:ポジフィルム・白黒フィルムの在庫。これだけまとまっているのはタイではここぐらいだ)

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