2011年10月27日木曜日

【速報】駐在員家族の緊急帰国相次ぐ!

 洪水がバンコク首都圏に到達する危険が最も高いとされている28日を前に、バンコク首都圏や近県在住の外国人に緊急帰国の動きが出ています。特に日本人の駐在員家族の動きが風雲急を告げているようです。

 スクンビットのある旅行代理店では、26日の朝からこの数日中の日本行き航空便に空席がないかという照会が殺到しました。運良く予約を取ることができた方はすぐに空港に向かったらしく、スワンナプーム空港ではチェックインを求める日本人がカウンターに列をなしました。またタイ国際航空(TG)は当日空港で購入可能な格安航空券を用意しているため、発券カウンターに日本や韓国、中国などへ向かう家族連れがいるとの情報が入っています。
 日本航空(JL)、ANA(NH)、タイ国際航空、ビジネスエア(8B)の各社ともほぼ満席に近い搭乗率で出発したとのことで、直行便だけで見ても今日1日で5,000人以上の日本人がタイを後にしました。明日も厳しい座席争奪戦が予想されます。

 24日以降の3日間だけで1万席以上が供給されており、大手企業の中には、家族だけでなく駐在員本人も一時帰国させたり、10月末で帰任予定だった駐在員に繰り上げ本帰国を命じたところすらあります。

 一方、日本からタイへ向かう便は軒並み空席が目立ちます。外務省ではバンコク首都圏全域に「渡航の是非を検討してください」の安全情報を出したため、パッケージツアーを主催している大手旅行会社が催行を中止しており、確保していた座席がキャンセルされているのが原因です。25日に関西空港から日本航空727便に搭乗したある在タイ日本人男性はtwitterに

「関空では明らかにバンコク行きとわかる日本人は10人くらいしか見なかった。機内全体でも50人ほどの搭乗に終わり、客室乗務員が暇そうにしていた。イミグレがガラガラなのは関空ではよくあるが、スワンナプームがここまで空いているのは初めてだ」

と書きました。