2011年10月31日月曜日

ベトナム航空、成田1タミ北ウィングへ

 ベトナム航空(VN)は10月30日からの冬スケジュールで、成田国際空港の発着ターミナルをこれまでの第2ターミナルから第1ターミナル北ウィングに変更しました。北ウィングにはデルタ航空(DL)をはじめとするスカイチーム加盟各社が集結しており、ベトナム航空も移動してスケールメリットの享受を狙います。

 昨年6月にスカイチームに加盟したVNは、それまでの日本航空(JL=JAL)との協力関係を理由に、加盟後もJALと同じ第2ターミナルを使ってきました。しかし、成田空港では第1ターミナル南ウィングがスターアライアンス、北ウィングはスカイチーム、そして第2ターミナルにワンワールドと、3大アライアンスそれぞれに別の建物が割り振られています。スカイチームメンバーとなったVNは、引き続きJALとのコードシェアを実施するもののハンドリング(地上業務)はメンバー社がひとつの建物に集まることによるメリットを生かすべきと判断したようです。

 成田~ホーチミンシティ線の夜便では、デルタから運航を引き継いだ形になっていることもありデルタ運航の太平洋線に接続するアメリカからのお客様もかなりの数に上ります。これまではVNとデルタを乗り継ぐお客様は乗り継ぎの際、1タミと2タミの間をバスで移動する必要がありましたが、それがなくなるため利便が向上します。