2011年11月16日水曜日

バンコク日本人学校21日再開へ

泰日協会(パトゥムワン区)は15日、泰日協会学校バンコク本校(ホイクワン区)の授業を21日(月)から再開するとHPで発表しました。大洪水のバンコク首都圏中心部への進行がチャトチャック区までで止まる可能性が高くなった(前記事「バンスー運河攻防戦、メド見えた!?」参照)と判断したためです。

 教育省ではバンコク首都圏中心部や南東部など洪水の被害を受けていない地域にある外国人学校やインター校について、安全確認を取った上で順次再開を認めているとのことですが、欧米系インター校の一部は既に先週10日から授業を再開しているところもあり、泰日協会学校は10日もの遅れを取ったことになります。学校では、4週6休制を採用している土曜日について、2学期が終了する12月末まで毎週登校するよう指示しました。

 今日16日朝に日本を飛び立つ便から、一時帰国している児童・生徒のタイへの戻りが本格化します。既に日本航空(JL)では東京と大阪からのバンコク行きでエコノミークラスが満席となる便が出ていますが、他社利用を含め21日の再開までにどれだけの人数が戻ってこれるかは不透明です。シラーチャレンチャバン校(チョンブリ県シラーチャ郡)へ緊急編入しているこどもは2学期末まで現地で授業を受けることになっており(前記事「バンコク日本人学校、こどもの8割が避難中」参照)、また現時点ではまだ外務省による「渡航の延期をお勧めします」の安全情報が出っ放しのため駐在員家族のタイ戻りを決断できない企業も多く、全員揃うのは年明けになる可能性もあります。