2011年11月13日日曜日

【速報】バンスー運河攻防戦、メド見えた!?

 アユタヤ県内からパトゥムタニ県を経てバンコク首都圏に達した大洪水は、ウィークエンドマーケットの先のバンスー運河で行く手を阻まれました。陸軍や首都圏政庁による「運河攻防戦」が始まってもう1週間。首都圏最重要部への到達を回避できる可能性が見えてきました。

 バンスー運河の南側、BTSスクンビット線サパンクワイ駅(パヤタイ区)直下のパホンヨーティン通りは完全に乾いており、運河北側(チャトチャック区)では水が後退しはじめています。前記事「運河攻防戦!サパンクワイ駅手前で止まる」を取材した7日には、運河手前の橋の上り勾配まで来ていた洪水が、わずか数十メートルながらも退いているのがわかりました。

(画像1:バンスー運河とカンペンペット交差点の間。北行き車線の路面が乾きだしている)


 ウィークエンドマーケット構内は東側のパホンヨーティン通りと北側のチャトチャック公園に面した一部のセクションで水が来ているところがあるものの、大半の店舗は現時点で無事です。しかし構内に入る5つのメインゲートのうち使えるのが西側の2つしかなく、MRTブルーラインカンペンペット駅からは簡単にアクセスできるもののBTSモーチット駅前から歩いて行こうとすると困難を極めます。

(画像2:ウィークエンドマーケット東側には水が入ってきている部分がある)

 10月最終週には首都圏政庁の指示で史上初となる一斉休業を行いましたが、先週と今週は一部営業する店舗も出ました。ですがほとんどの店舗は在庫を運び出していて、多くは露天での営業。店舗区画での全面再開には時間がかかりそうです。

(画像3:ウィークエンドマーケットの店舗区画はほとんどの店が営業できていない)