2012年9月8日土曜日

SIAヤンゴン就航決定!MI便の機材を大型化

シンガポール航空(SQ=SIA)は10月28日からの冬スケジュールで、シンガポール~ヤンゴン線に参入すると発表しました。現在、小型機専門子会社のシルクエア(MI)が運航している一部便を機材変更する形で、テインセイン改革政権の下激変を遂げるミャンマーと世界を結ぶ足がさらに充実します。

《10月28日から有効》
SQ997 RGN1025~SIN1445 DAILY
SQ998 SIN0755~RGN0920 DAILY

(機材はB772ER ビジネスクラス30席、エコノミークラス293席)

シンガポールが朝発となると、日付が変わった直後に東京・羽田空港を発った夜行のSQ633便からスムーズに乗り継ぎができる計算。 関空からも週3便の夜行があり、乗り継ぎ楽々(前記事「関空発『夜行シンガポール行き設定」参照)。日本からお仕事終了後に出発して翌朝にはヤンゴンでの活動に取り組むことができます。

シルクエアはヤンゴン線で週16便、毎日2~3便を運航していますが、機材はエアバス320で、必然的に輸送力の小ささが目立ってきます。小さい機材を使うと言えばやはりこの秋から就航するANA(NH)が成田直行に使うB737ERがありますが、この機材は全席ビジネスクラスで旅行者には縁遠い存在。SIAはエコノミークラスの輸送力を大きくすることで、バンコクから毎日3便の大型機によるフライトを飛ばしているタイ国際航空(TG)や、バンコクとクアラルンプールからのヤンゴン線を強化する方針のAirAsiaグループ(AK/FD)に対抗する戦略を取ったと見られます。