2013年3月17日日曜日

Peach香港線をバックパッカーの帰国に活用する

Peach(MM=APJ、大阪府泉佐野市)は、昨年秋から関空~香港線を毎日1便運航しています。同社に出資している香港の投資ファンドに配慮したのではないかという噂が一部で言われていますが、この路線をうまく活用すれば、東南アジアや南アジアから日本に戻るバックパッカーの帰国の利便が向上します。

MM067 KIX2115~HKG2355 DAILY
MM068 HKG0035~KIX0525 DAILY

(機材はエアバス320 エコノミークラスのみ180席)

例えばインドシナ半島やタイからの帰国では、AirAsiaX(D7)のクアラルンプール~羽田・関空線に乗ろうとすると遠回りになってしまったり、逆に高くついたり、関空では週4便しかないため希望通りに帰れなくなるケースもあるといいます。

バンコクからですと、タイエアアジア(FD)が香港へ毎日2便を就航させています。このうち夕方の便に乗れば、香港・チェクラコプ空港では約4時間の待ち合わせでMM068便に乗り継ぎができます。運賃は両便合わせて片道2万円~3万円程度ですから、数年前のビーマンバングラデシュ(BG)成田行き片道とほぼ同じか、それよりも安い値段、しかも同日乗り継ぎで大阪まで行けるのは非常に便利になりました。

FD2502 DMK1630~HKG2015 DAILY

東マレーシアから日本へ飛ぼうとすると、AirAsia(AK)では一度クアラルンプールへ出なければならず遠回りになってしまいます。KLIA~コタキナバルはAirAsiaだけで毎日15往復が就航する国内有数の幹線ですが、コタキナバルからもAirAsiaの香港行きが毎日2便飛んでおり、こちらは5時間ほどの乗り継ぎ待ちがあるものの時間の無駄を省け、かつ希望通りのスケジュールで大阪へ帰れます。

AK1645 BKI1620~HKG1915 DAILY

フィリピンからの場合、セブパシフィック(5J)のマニラ~関空便は週5便から増やすことができません。このため、満席になってしまうと経由便を選択するしかなく、同じセブパシの香港線は貴重な選択肢です。セブパシのマニラ発香港行き夜便に乗れば、3時間ちょっとの待ち合わせでPeachに乗り換えられます。

5J142 MNL1910~HGK2110 DAILY