タイ国際航空(TG=THA チャトチャック区、SET上場)は、10月27日からの冬スケジュールでバンコク~札幌・新千歳空港(北海道千歳市)線を増便すると正式に発表しました。当初週3便でスタートする予定だったのを直前で週4便に増強して1年。タイ人の日本ビザなし渡航が実現した今こそが、毎日1便運航を開始する最高のタイミングと判断した模様です。
《バンコク発10月27日、新千歳発10月28日から有効》
TG670 BKK2355~CTS0810+1 DAILY
TG671 CTS1045~BKK1635 DAILY
(機材はエアバス333 ロイヤルシルククラス=ビジネスクラス36席、エコノミークラス263席)
また、これまでは毎日運航していなかったため他社に札幌行きの乗客を奪われることもしばしばでした。特にチャイナエアライン(CI)は今年春からバンコク発台北行き深夜便を投入、札幌への同日乗り継ぎが毎日できるようにし大攻勢をかけています(前記事「バンコク発夜行台北行き登場」参照)。THAIは、バンコクをハブにするというスターアライアンス全体にとって有利な環境を生かし切ってビジネスチャンスを広げるべく、
「攻めこそ(他アライアンスに対する)最大の防御」
と判断して増便を決めた、と考えることもできます。
《7月26日追加》
タイ国際航空日本支社(東京都千代田区)から追加の発表があり、毎日運航への変更がバンコク発10月1日からに繰り上げられました。また、機材は当初エアバス333を使うものの、バンコク発10月27日の便からはさらに大きなB773型機が使われます。
《バンコク発10月1日、新千歳発10月2日から有効》
TG670 BKK2355~CTS0810+1 DAILY
TG671 CTS1045~BKK1635 DAILY
(10月26日まで:機材はエアバス333 ロイヤルシルククラス=ビジネスクラス36席、エコノミークラス263席
10月27日から:機材はB773初期型 ロイヤルシルククラス34席、エコノミークラス330席)