2013年11月11日月曜日

世界唯一の日本ビザ申請センターが移転

在バンコク日本大使館領事部のうち、タイ人のビザ発給を受け付ける作業は民間に委託されています。日本ビザ申請センター(JVAC)といい、全世界200カ所以上ある在外日本大使館・総領事部の中でも唯一の存在です。これまではBTSサラデーン駅前のシーロムコンプレックス(バンラック区)にありましたが、10月1日から移転しています。

新しい場所は、BTSスクンビット線チットロム駅前のマーキュリータワー。セントラルチットロムのすぐ向かい、チットロム交差点にも面した最高の立地です。JVACはここの9階に入居しましたが、オフィスエレベータの入口にゲートが設けられているため、来館の際は国民IDカードなどの身分証明書が必要です。

ただ、ICパスポートを取得済みのタイ国民については在留期間15日以内で短期滞在資格(他国の観光ビザに相当)の場合は復路の航空券がFIXされていることを条件にビザの取得が不要となりました。商用であっても、日本国内で報酬が発生しなければ短期滞在資格でビザなし入国ができます。このため、JVACを通す必要があるのは「16日以上90日以下の短期滞在(タイの正規観光ビザに相当)」か、「就労」(ノンイミグラントBに相当)、「日本人の配偶者」(Oビザの結婚資格)、「興行」(プロボクサーなど、トランジットTSに相当)といった在留資格に限られます。

なお、国内主要都市の郵便局でビザの申請と受領を受け付ける「JVAC地方センター」は従来通りです。また、北部北方9県(チェンマイ、ランプン、メーホンソン、チェンライ、パヤオ、プレー、ナーン、ランパーン、ウタラディット)在住者については引き続き在チェンマイ日本総領事部(チェンマイ市)で直接受け付けることになっており、JVACは利用できません。地方センターのあるピサヌローク以南の県に来ていてもIDカード、タビアンバーンに記載の住所が北部北方県のままならチェンマイに行かされますので注意が必要です。

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