2014年5月28日水曜日

移民庁1管区総合事務所、半年ぶりラクシー復帰

移民庁は、反タクシン系のデモ隊による妨害で昨年12月から仮移転していた1管区総合事務所を、約半年ぶりに本来のガバメントコンプレックスB棟(ラクシー区)に戻すことを決定しました。5月22日夕方の軍事クーデターを受け、タクシン派(UDD)、反タクシン系両軍の集会が解散したための措置です。

(画像1:インペリアルワールドSC低層階にある案内看板。大半の外国人に対してはもうすぐお役御免になる)

今日28日は、インペリアルワールドSC5階の北部出稼ぎ労働者ビザセンター(ワントンラン区)と、メジャーハリウッドスクサワット1階にある南部出稼ぎ労働者ビザセンター(ラットブラナ区。前記事「プラパデーンに移民庁の『避難所』開設」参照)ですべての外国人向けのビザ業務ができますが、どちらも5月いっぱい、つまり30日(金)の18時30分までで終了します。6月2日(月)以降は、ラクシーの1管区総合事務所が通常通り8時30分からオープン。両出稼ぎビザセンターは本来の仕事であるラオス・カンボジア・ミャンマー出身の労働者を対象とした業務に専念します。

(画像2:クーデターから数日後の北部出稼ぎビザセンター。90日レポートの順番待ちは長蛇の列となった)

北部出稼ぎ労働者ビザセンターのあるインペリアルワールドSC5階は、タクシン派の政治専門チャンネル『アジアアップデートTV』『ピープルチャンネル』がスタジオを設け、UDDの本部も置かれるなど重要な拠点だったのですが、両チャンネルとも平和秩序評議会(クーデター当局)の指示により放送を止めさせられました。