2015年9月21日月曜日

ビザランナーはラオスを目指す!?

移民庁3管区総合事務所(ラクシー区)は、8月17日にバンコク・ラチャプラソンで起こった爆弾テロ事件を受けて、陸路国境検問所の取り締まりを強化しています。

建前上は、外国人がタイに陸路で出入国するにはビザが必要です。今回は、犯人グループのうちの中国人メンバーがロンクルア国境検問所(サケオ県アランヤプラテート郡)から入国する際、審査官に賄賂を渡すという不正な方法でビザなし入国していたことが判明したとして、陸路国境を通過するすべての外国人を徹底的に審査することにしたものです。

バンコクから最も近いミャンマー国境の一つ、サイヨーク国境検問所(カンチャナブリ県サイヨーク郡)では、9月12日(土)からビザなしおよび正規観光ビザを所持する外国人の出入国手続きを一時停止しているとの報告がありました。現在はタイ・ミャンマー両国の国民か、外国人はタイのノンイミグラントビザとリエントリーパーミットを持っている人のみ、国境通過ができる状況です。

カンボジア国境のバンレム検問所(チャンタブリ県ポーンナムロン郡)とバンパッカード検問所(チャンタブリ県ソイダオ郡)でもビザなしでの出入国が厳しくなっており、両検問所への日帰りツアーを行っているツアー会社は14日(月)からビザなしでの再入国を希望する人について、新規の申し込みを停止しました。さらに18日(金)からは正規観光ビザでの出入国もできなくなっているといい、ビザランを希望する外国人は、管区の異なるタイ北東部のラオス国境に向かわざるを得なくなっています。

4管区総合事務所(ナコンラチャシマ市)は9月20日現在、管下の国境検問所に対して通常通りの業務を行うよう指示しており、在ビエンチャンタイ大使館領事部やサワンナケット総領事部も平常通り業務しています。

ノンカイ国境に最も近いウドンタニ空港へは、ドンムアン空港からノックエア(DD=NOK チャトチャック区、SET上場)が毎日8往復、タイライオンエア(SL=TLM、ドンムアン区)は毎日5往復、タイエアアジア(FD=AIQ)も毎日2往復を運航しており、どの会社でも前日までに予約すれば2,000Bt.前後で往復できます。

ウドンタニ空港と泰寮第1友好橋検問所(ノンカイ市)の間には直行のロットゥー(片道200Bt.)があることから、バンコク首都圏内発でバンレム検問所を往復する日帰りのビザランツアーとそんなに変わらない料金で移動ができ、特にノックエアとタイライオンエアのドンムアン発早朝便はビエンチャンでの正規ビザ取得にも便利なスケジュールが組まれています。

DD9200 DMK0550~UTH0655 DAILY
(機材はB738 エコノミークラスのみ189席)

SL8600 DMK0555~UTH0655 DAILY
(機材はB739ER エコノミークラスのみ215席