2016年6月24日金曜日

ジェットスター福岡~バンコク線9月限りで廃止

ジェットスターアジアエアウェイズ(3K=JSA、シンガポール)は、チャンギ~バンコク(スワンナプーム)~福岡線の運航を9月一杯で取りやめます。九州・中国地方出身の在タイ邦人に支持されてきましたが、就航から2年半での撤退。エアバス320という機材では異例の長距離飛行という性能面や、熊本地震による外国人観光客の減少など、採算性を総合的に判断したうえでの撤退とみられています。

《7月31日まで有効》
3K509 SIN2250~0055BKK0215~FUK0935 DAILY
3K510 FUK1035~1410BKK1510~SIN1840 DAILY

《8月31日まで有効》
3K509 SIN2250~0055BKK0215~FUK0935 土曜を除く週6便運航
3K510 FUK1035~1410BKK1510~SIN1840 日曜を除く週6便運航

《チャンギ発9月30日、バンコク・福岡発10月1日のフライトをもって取りやめ》
3K509 SIN2250~0055BKK0215~FUK0935 水・土を除く週5便運航
3K510 FUK1035~1410BKK1510~SIN1840 日・木曜を除く週5便運航

(機材はエアバス320ceo エコノミークラスのみ180席)

ジェットスターは、14年7月からスタートしたタイ人のビザなし渡航を当て込んでバンコク経由での日本乗り入れを企画しました。しかし、エアバス320では満席の乗客を乗せてバンコク~関空・成田を直行することはできず、福岡がギリギリの線。このため、福岡が就航地に決まった経緯があります。福岡空港では、同じくグループのジェットスター・ジャパン(GK=JJP、千葉県成田市)の国内線に乗り継いで東京・成田空港へ向かうこともできました。とはいえ、エアバス320ceoで片道5時間近い長距離飛行をするのは酷だったといいます。

また、外国人の日本観光ルートの主軸から外れる福岡を発着するため団体客の確保が難しいこと、そして今年4月から断続的に続く熊本地震の影響で九州・中国地方を訪れる外国人観光客が減少していることなどを総合的に判断し、撤退を決めました。