バンコク・チャイナタウンのジュライロータリー前で50年間営業してきた『台北大旅社』(ポンプラップ区)。2015年5月31日限りで営業を終了した後、暫くそのままになっていた建物の解体作業がいよいよ始まりました。
「ホテルとして建て替えるが安宿の形で継続する保証はない」
と述べていましたが、この会社が退去しなければ、建て替え自体着手できなかったという訳です。この程ようやく退去交渉がまとまり、解体工事を始められることになりました。
建物の外壁を覆うように、日本の解体現場でも見られるグリーンシートがかけられ、2階の屋根のあたりに足場が組まれました。構内はタイ人解体工が何人も行き来しており、作業が急ピッチで進められていることが覗えます。
早ければ年末には更地になるとみられ、バンコクの古き良き時代を今に伝えてきた建物が姿を消します。