2017年3月2日木曜日

『幻の岬』へは簡単に行ける!!

その手の好事家の間で『幻の岬』と言われて久しい、ベトナム北部のビーチリゾート・ドーソン(ハイフォン直轄市ドーソン区)。詳細な行き方を書きたがらない方が多く調べるのは大変ですが、日帰りこそ厳しいものの実は簡単に行ける場所なのです。

ハノイ市内には市内線だけで3ヶ所、オープンツアーバス(長距離線)は4ヶ所のバスターミナルがありますが、ハイフォン行きのオープンツアーが出るのは、旧市街から北東に5km程の紅河を渡った先にある、ザーラムバスターミナル(Ben Xe Gia Lam)です。多くのバックパッカーが宿泊する旧市街からの場合、市内バスの[3][34]に乗ればザーラムが終点なので便利です。

ザーラムバスターミナルに着いたら、迷わずハイフォン行きのVIPバスの切符を買いましょう。運賃は85,000ドン(約430円)。タイのエカマイ~パタヤ線のような感じで複数の会社が20~30分間隔でバスを出していて、車両もタイの2等に相当しトイレがないスタンダードクラスと、1等に相当するVIPクラスがありますが、外国人旅行者はVIPクラスに乗るのがベストです。

ハノイとハイフォンの間の距離は100kmほどで、高速道路を経由しVIPクラスで最速1時間30分、スタンダードクラスでも2時間前後で着きます。

ハイフォン市内では、トゥオンリ(Ben Xe Tuon Ry)とカウラオ(Ben Xe Cau Rao)の2ヶ所のバスターミナルに止まりますが、旅行者は終点のカウラオバスターミナルまで行き、ここで乗り換えになります。

カウラオバスターミナルに着いたら、ターミナル前のロータリーに面したバス停で市内バス[03]ドーソン行きを待ちます。公式には朝5時30分から夜9時まで営業していることになっていますが、実際はカウラオ午後5時以降の便は存在が確認できていないので注意が必要。ということは、バスで行くならザーラムを遅くとも午後2時には出ていないといけません。それ以降になるとタクシーしかなくなり、カウラオから25万ドン(1,250円)かかってしまいます。

カウラオから市内バスに乗ったら、40分ほどで終点のドーソン岬に到着。降りたらバスの進行方向にニャギ(Nha Nghi)と呼ばれる、タイのゲストハウスに相当する宿泊施設が集中しています。中でも、バス降り場からすぐのところにある『Hua Cuc(ホアクック)』というニャギは、日本人宿として人気があります。

なお、タイベトジェットエア(VZ=TVJ)のバンコク・スワンナプーム~ハイフォン線でカットビ空港に到着された方は、空港からタクシーでドーソンまで直行できます。所要30分、23万ドン(約1,150円)。