2017年6月8日木曜日

ジェットスターパシフィックが日本初上陸!関空へ就航

ジェットスターパシフィックエアウェイズ(BL=PIC、ベトナム・ハノイ)は9月から、初の日本直行便となる関西国際空港への2路線を運航開始すると発表しました。大阪市内のホテルで行われた発表記者会見には親会社のベトナム航空(VN=HVN)の幹部に加え、来日中のグエン・スアン・フック首相も出席。とてもLCCとは思えぬ国を挙げての支援体制で採算に乗せることを目指します。

《ハノイ発9月1日、関空発9月2日から有効》
BL120 HAN0145~KIX0845 月・火・木・土曜運航
BL621 KIX2215~HAN0040 月・水・金・日曜運航

《ダナン発9月1日、関空発9月2日から有効》
BL164 DAD1430~KIX2115 月・水・金・日曜運航
BL165 KIX0915~DAD1200  月・火・木・土曜運航

(機材はエアバス320ceo エコノミークラスのみ180席)

ジェットスターグループの日本就航は、日本を拠点とするジェットスター・ジャパン(GK=JJP、千葉県成田市)以外にジェットスター(JQ=JST、オーストラリア・メルボルン)、ジェットスターアジアエアウェイズ(3K=JSA、シンガポール)があり、パシフィックで4社目。また現在あるジェットスターグループのキャリアすべてが日本路線を運航することになります。

関空~ハノイはベトナム航空が毎日1便を運航していますが、関空~ダナンはLCCも含め新規就航。両路線とも、ハノイから来た飛行機が折り返しダナン行きとなり、ダナンからの機材は折り返しハノイ行きに変わるため、行きと帰りの時間帯が単純往復とは異なるので注意が必要です。

ベトナム国籍のLCCとしては他にベトジェットエア(VJ=VJC)がありますが、ジェットスターパシフィックは同じグループのジェットスタージャパンが管理する日本語Webサイトでの販売が可能で、外国人国際航空運送事業の経営許可(AOC)もジェットスターアジアが取得した時のノウハウを活用できるため、これら体制が未構築のベトジェットエアと比べて就航はたやすく、機材さえ揃えばいつでも就航できる状況でした。まず両都市から週4便で就航し、追加機材の納機を待って毎日1便に増強するとみられます。