2018年3月31日土曜日

LCCの荷物リスクを僅かな料金で回避する

格安航空会社(LCC)では、乗客を荷物を預けるのに料金がかかるのが当たり前。それも、預けるタイミングが搭乗直前になればなるほど高くなっていくのが常識です。空港でチェックイン時に重量オーバーともなると、1KgあたりUS$20などと言われて大きな出費を強いられ、交渉過程で締め切り時間に間に合わず搭乗できなくなったりすると、本格航空会社(FSC)の便で買い直しという事態にもなりかねません。

エアアジア・ジャパン(DJ=WAJ、愛知県常滑市)などAirAsiaグループの場合、機内持ち込み手荷物はトランクに入る大きさのトロリーバッグと、ノートパソコンや周辺機器などを収めたバッグの2個まで認められますが、以前はトロリーバッグだけで7Kgまでと、パソコンは別枠で認められていたのが、2016年4月頃からパソコン用バッグも合わせた総重量で7Kg以内と厳しくなりました。預け手荷物枠を購入済みでも、機内持ち込み手荷物を預けに回して、重量が増えると超過手荷物料金が発生することも予想されるので、気を付けないといけません。

これを回避するには、事前に機内持ち込み手荷物枠を25Kg分買うのが最も効率的です。例えばタイエアアジアX(XJ=TAX)の成田~バンコク(ドンムアン)線では、20Kgの預け手荷物枠を予約時に購入すると片道4,400円ですが、25Kgを注文すると5,500円。わずか1,100円の追加出費で当日荷物預け時の無用なトラブルを回避できます。万が一追加せずに、空港で超過手荷物料金だと言われると、1Kgにつき2,200円。3Kgの超過なら6,600円も取られる計算なので、荷物の量が多くなりそうな方は、必ず5Kg分の追加手荷物枠を購入することをお勧めします。

同じく成田~ドンムアン線に就航しているScoot(TR=TGW)の場合は、トロリーバッグ10Kgと別にパソコン用バッグの持ち込みが認められています。このため、荷物の量が多い方はAirAsiaXを避け、最初からScoot一本に絞るという手もあります。